「はあ、またやってしまったな・・・」
パチンコやスロットで負けると、大きな憂鬱、後悔、自己嫌悪、怒り、絶望、こういった負の感情が激しく湧き起こりますよね。
しかもそれが一つ二つの単独的なものではなく、ぐちゃぐちゃに入り混じって僕たちの脳や感情を支配するのですから、そりゃなんとも言えないみじめな気分ややるせなさ、あるいはやり場のない怒りや憎悪といった強い感情を抱えてしまうのも必然というもの。
僕も今まで何度、その感情を持つことを繰り返してきたでしょうか。
その時の自分の顔は本当に醜く、生気の無い、人相の悪いものだったということも今ではよく分かっています。
そしてそのような感情は、普段パチンコやスロットをやらずに生きている人にはほとんど無縁の感情だということも今ではよく理解しています。
つまりそういった恐ろしいまでの負の感情が入り混じった状態というのは、パチンコやスロットを打たなければそうそう起こるものではないということですね。実際に結構危ないんですよね、あの精神状態は。
そしてそのことをもっと言ってしまえば、自分でお金を出してその感情を買いにいっているとも言えます。
大事なお金や時間や他のことをする機会やチャンスをすべてつぎ込んで、得られるのは上に述べたような負の感情だけ。
お金を出して不幸を買っている。
こんな無駄なことがありますかって話。
今回は、パチンコやスロットは人生の無駄遣いということについて話していきたいと思います。
パチンコやスロットに勝ちはないから
「でもたまには勝つから・・・?」、そう思う気持ちも分かりますが、このブログではいつも言いますが、その「勝ち」は本当の勝ちではないんですよね。次に負けるための一瞬の金銭増なだけです。
次かその次かそのまた次には、間違いなく回収されるお金ですよね。(追加徴収込みでね!ココダイジ)
何度やっても結果は同じ。僕らの負け。
やればやるほど負け。頑張って勉強して挑んでも負け。うまく立ち回ろうとしても負け。1回勝ってしまおうものならよりやめられなくなって負け。さらに意地になって負け。やけくそになって負け。
パチンコやスロットを本当にやめたければ、まず負けを認めましょう。
パチンコやスロットは絶対に勝てないし、やればやるほど負けるようになっていることを知ってください。
そして勝ったら地獄、よけいにやめられなくなって被害は増えるということも理解してください。
勝ったら負けなんですよ。
そんなバカな話がありますか。そんな無駄な話がありますか?って話。
今回したいのはそういう話なんですね。
唯一の勝ちは逃げること
ではどうすればいいのかと言いますと、逃げるが勝ち。これしかないですね。いや、これしかなかったですよ本当に。
気持ちは分かりますよ。「え・・・逃げたら今までの負け分は?」、「やめたら二度とお金が返ってこないじゃん」、そう考える気持ちも分かります。僕も実際そうでしたから。
だからやめられない。やめられなかった。
逃げたら負け、お金を取り戻すチャンスも0になる。可能性がなくなる。
この執着心が依存症の恐ろしいところで、その思考をなんとかしないとあの地獄からは抜け出せなかったんですね。
「いつか、いつか取り返す」、「全部とは言わない、少しだけでも返してくれ・・・」、そうやってずるずるずるずるとやってしまうのが本当に良くなかった。
サンクコスト(埋没費用)という言葉がありますが、すでにつぎ込んだお金や時間や労力の回収の見込みがないのであれば、できるだけ早く切り捨てて(損切りして)、次のことを始めたほうが得策(賢い)という考え方があります。
撤退する勇気を持て、きちんと自分が勝てる領域で勝負しろということでもありますね。
こういった言葉も本当に知らなかったですね。当時は。
ああ、無知とはこういうことなんだなと、本当に今はよく分かります。
知らないから騙される。知らないからハマる。知らないから抜け出せない。
だから解決策は知ること。いかに自分のやっていることが無駄かということに気づくこと。いかに自分の思考や行動が愚かかということを認識すること。心から理解すること。
依存症の克服にはこのことが本当に大事です。
逃げるのは負けじゃないんです。
逃げないのが負けなんです。
とにかく、あらゆることに気づいてほしい。あなたの認識を変えてほしい。そのために僕はこのブログを書いているというわけです。
逃げた先にあったもの
逃げたら負け、逃げたら失ったお金は二度と戻ってこない。そんなことを考えるじゃないですか。以前の僕もそうでしたよ。
でもその心配は本当にしなくてよくて、パチンコやスロットをやめたら確かに今までに失ったお金は二度と戻ってはこないんですよね。
でもそれでいい。いや、そのほうがいいんですよ。この先の自分の人生を考えたら。
ぶっちゃけ僕の場合でしたら2千万円以上のお金をどうやって今から取り返すの?って話ですし、パチンコやスロットを長年やっている人ならそれが不可能ということも理解できるでしょう。どんな奇跡が起こればそれが叶うんだよって話。
だからそんなありえない奇跡に期待したり、お花畑でアハハハハって言って夢見ることはやめて、次のステージへ行ったほうがいいという話です。
次のステージというのは、失ったものや過ぎた時間、二度と返ってこないものはもうさっさと諦めて、自分の本当にやりたいことや手に入れたい人生を作るために行動していきましょうということですね。
今までに失ったお金を取り返すのは不可能です。いや、むしろ本当に取り返しでもしてしまったらまたやめられなくなるでしょう?だからもはや取り返せないほうがいい。
というか、今だからこそ言えますが、それは遊技代です。パチンコ屋さんもボランティアではなく商売なんですから、なんで僕たちにお金を払う必要があるのでしょう。
勝手に店に来て勝手にお金が増えると期待して増えなければ勝手に怒っていたのが僕ですから。
パチンコ屋さんは商売。その商売をするために膨大な経費を使っていますし、それを補って利益が出るまでの売り上げを立てなければいけない。それも1回こっきりではなく、毎月、毎年、何十年も営業している限りの間ずっとです。
なんで、自分が「勝てる」などと思い込んでいたのか。なんで「自分が快適な空調の効いた空間で好きなだけ遊んでお金までもらえると思っていたのか」。
すべては思い込みなんですよね。今は本当にそのことがよく分かります。
なんとも身勝手な思い込み。自分都合な考え方。ああ、情けない。
でもその人間の浅はかな思考や欲求を上手に利用しているのがギャンブルという商売なんですけどね。
こういったことは、小さくてもいいので自分で何か商売や事業をしてみると本当によく分かりますし、見えます。それだけ視野が狭く知識がなく、あらゆることに気がつけるだけの力がなかったということです。過去の僕はね。
でもまずはそこから逃げないと。何も見えません。
地獄にいる間はそこが地獄であるということに気づけないように。離れて遠くから見て初めてそこが地獄なんだということが認識できるように。
とにかく離れること。逃げること。
時間が経つとそれが「逃げ」ではなかったということにちゃんと気づけます。
逃げではなく、きちんと自分が勝てる場所、自分の努力や頑張りがきちんと実る場所で勝負していこうということ。
明らかに勝てる相手(パチンコ)ではないことにうすうす気づいていながら、そこから逃げないことこそが、自分の人生から逃げているということ。
それを現実逃避だというのだと。
そういうことにたくさん気がつけるようになるんですね。
そこから新たな人生が始まる
あらゆることに気づいてからが本当の勝負。自分の人生の転機です。
パチンコやスロットをやめさえすれば100%全員の人生が好転するのかといえばそんなこともないでしょう。しかしながらパチンコやスロットをやめた多くの人が口をそろえて言うのが以下のような言葉です。
などなどです。
実際にやめた人にしか分からないことばかりだと思います。
パチンコやスロットをやめさえすれば全員の人生が良くなるわけではないかもしれないが、それでもその可能性を持てるのは実際にやめた人だけ。そういったことを理解できるかどうか、信じられるかどうかというのもすべてはあなた次第。自分の選択次第なんです。
僕には自分自身の経験談や今までに見聞きしてきた情報を伝えることしかできません。
しかし僕自身、長年悩みに悩んできたからこそ言える言葉があります。
本当にやめてよかった。
です。
失ったお金は勉強代として。そしてこれ以上お金や時間、そして人生そのものを無駄にしなくて済む喜び。
さらに今まで失っていたお金、時間、気力、体力、健全な精神力といった自分のリソース(資源)を、本当に自分がやりたいことや実現したい夢につぎ込んでいられる楽しさ。
これを早くあなたにも実感してほしいのです。
そしてお互いより良い人生を目指していきましょう。
おわりに
パチンコやスロットを打つということが自分にとっていかに無駄なことか、自分の人生を無駄にしているかということに気がつく、そしてそこから自分を俯瞰して見ることができるようになると禁パチ禁スロがよりはかどりますよ。
誰しも「無駄」だと思うことはしたくないですからね。
無駄なことが大嫌いというような人が、なぜパチンコやスロットを一生懸命に打っているのでしょう?
それは無駄だと思っていないから?
無駄だと気づけていないから?
ポイントはそういったところにあるはずです。
今の僕のように、
完全に無駄でしかない笑
までの認識になると、早いしラクですよ。禁パチ禁スロは。
今回はこのことをお伝えしたかったのです。
またお話ししましょう!^^
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それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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