「またスリップしてしまった・・・もうダメだ・・・」
そのように絶望してしまう気持ち、分かりますよ。僕も何度何度も繰り返してきましたから。
特に僕の中ではおよそ3年という期間、本気の禁パチ禁スロを継続できていたにもかかわらず、これをスリップしてしまった経験というのは本当に手痛いものでしたね。
「ああもう嫌だ・・・」そんな感情に支配されていたのは事実です。
しかし、実は僕はそのスリップから学べたことが多かったのです。
むしろ、あのスリップがあったからこそ、僕は人生を変えることができた。そこまで考えられています。もちろん人生の良い方向へね。
スリップから何を学んだのか。
詳しく話していきましょう。
ということで今回は、禁パチのスリップをただの失敗で終わらせてはならないということについて書いていますので、一緒に見ていきましょう。
禁パチのスリップをただの失敗で終わらせないこと
本気の禁パチ禁スロであったときほど、スリップしてしまったときの絶望感も大きくなることでしょう。
しかしそれだけ本気であったというわけですから、まずは自分が本気で挑戦してきたという事実だけは褒めてあげてください。
そして反省するべきところを反省したならば、もう一度立ち上がりましょう。
本当の勝負はここからなんだよという話がしたいのです。
どういうことかと言いますと、長く継続できていた禁パチ禁スロほど、「うまくやれていた経験値」もたまっているし、逆に、今回スリップしてしまった原因の特定もしやすくなってくるからです。
ここはあなたの禁パチ禁スロにおいて、最大ともいえるくらい重要な局面なんです。
あなたがパチンコやスロットをしてしまう、本当の原因を特定すること。
あなたがパチンコやスロットをやらないで済んでいた、その理由を把握すること。
この2点について、しっかり学ぶべきです。
本気のスリップを、絶対に「失敗」のまま、終わらせないことが大事です。
その失敗から学び、成功できるまでやる。
これが禁パチ禁スロの極意ともいえることなんですから。
途中でやめたらそれまで。
すなわちそれは、あなたが一生パチンコやスロットをやり続けることに納得したということになるでしょう。
本当にそれで良いんですかって話。
そうなりたくないのであれば、学びましょう。
この本気のスリップを、決して無駄にしてはいけません。
スリップしたからこそ、見えるものがある
あなたが今回スリップしてしまったことにより、大事な何かが見えてくる可能性があります。
あなたがパチンコやスロットを打ってしまう本当の理由、パチンコやスロットを打ちたくなってしまうシチュエーション、そこに至る過程、人、事、物。そういったものを事細かに分析して、特定していくのです。
私は、こうなった場合、パチンコやスロットを打ってしまう。
それはどんな場合なのか。
たとえば、イライラしてしまうと、パチンコに行ってしまうという人。
なぜ、イライラしたのか。何に対し、イライラしたのか。
もちろんそのことを追求して考えていくんですが、もっと深く、自分の深層心理にまで踏み込んで考えていく必要がある場合もあります。
なぜ、自分はイライラしやすいのか。
本当は何を求めているのか。
こういったところに眠る本当の問題に、たどり着けるか。断定ができるか。本当の根本的原因を特定することができるかどうか。そういったことが大事になってくるケースがあるということ。
いや、むしろ僕の場合も含め、本当の依存症問題の要はここにあるのではないかと僕は今考えています。
とにかくそういった部分が特定できてくれば、その問題そのものに向き合うほうが、結果として禁パチ禁スロの根本的解決方法となるのかもしれない、そういった仮説も立てられるようになってくるというわけです。
もちろんその問題をすぐに解決することが難しい場合もあると思います。
だからといって、それでパチンコやスロットを打ったところで、その問題は解決しますか?
むしろ、もっと問題を抱えることになりませんか?
もっとその問題解決を難しくさせる結果となってしまいませんか?
そういったことを冷静に、かつ丁寧に自問自答していくことも大事です。
スリップしたことにより、あなたの中にある本当の問題点を見つけられたり、その問題と本気で向き合える機会や勇気を得られる結果になったのだとしたら。
それは言い方によっては、スリップしたことであなたの禁パチ禁スロが強化される場合もあるということが言えます。
これは僕の場合もそうです。
ようやく継続できるようになった本気の禁パチ禁スロを、青天の霹靂とも思えるくらい、自分の人生の中の個人的問題に直面したことにより、スリップしてしまったという経験をしてきています。
ちなみに僕の中にあった本当の問題とは、幼少期から続く家族との関係や家庭環境によって形成されてきた「自身の生きづらさ」など。一言では到底語ることはできませんが、自分の中の一番大きな悩みや解決すべき問題があり、それが浮き彫りになったというようなことです。
しかしそういった経験を経て、僕は今、自信をもって言えます。
僕にはこのスリップが絶対に必要だった
と。
その本気のスリップがあったからこそ、自分の中の本当の問題が浮き彫りになり、さらにその結果として、自分がパチンコやスロットをやってしまう本当の原因というところにたどり着くことができたんですね。
あのスリップが無ければ、今の僕の禁パチ禁スロは成せなかった。
そう考えていますし、何より、今こうして他の同じ依存症の悩みを持った人たちに、情報発信をするような活動もするには至ってはいなかったはずだと、そう思っているんですよね。
あのときがあったからこそ、今がある。
あの経験があったからこそ、今がある。
結果として、こんなふうに言えるようになることが大事なんです。
たしかにスリップは多大な痛みを伴いますが、最終的に「その経験があったからこそ」という境地に至れば、そのスリップも痛みも、すべては意味があるものになる。
残念なのは、スリップしたところで諦めてしまうことですよね。
失敗を失敗のまま終わらせてしまうこと。それだけは避けていきましょう。
このスリップがあなたの明るい未来へ繋がっているということを信じて。ね。
おわりに
依存症の恐ろしいところは、そもそもそこから抜け出せる気づきを一人では得られにくいところ、そして「もう大丈夫」と思っていても、いとも簡単にまた地獄へと突き落とされてしまうことも普通にあるということですね。
でも、負けないで。
その転げ落ちた先にこそ、宝が眠っている可能性もあるという話。
ほら、ロールプレイングゲームでも、地底の深く深くに落ちていった先に、伝説の武器や重要なアイテムにたどり着けることがあるじゃないですか。あの感じですよ!ね!エ?チョットナニイッテルカワカンナイ?
とにかく、禁パチ禁スロにスリップしてしまっても、絶対に諦めないでくださいという話。
結果的に「僕はあのスリップがあったからこそ、自分だけの本当の禁パチ禁スロができるようになったんですよ」って言えるようになればいいじゃないですか。ね。
「自分にとってあのスリップは必要なものだったのだ」と。
僕自身も、今は胸を張ってそう言えますから。
スリップすること自体が問題なのではなく、そこから何も学べないことが問題なんですよね。
そのスリップを、絶対に無駄にしないでー!^^
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それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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