「なぜ、自分はパチンコやスロットを打ってしまうのだろう・・・」
これは僕が長年考え、悩み、取り組んできた問題です。
この問題の答えさえ分かれば、禁パチ禁スロがうまくできるのではないかと考えていたんですよね。
しかし本当に長い間、なかなかこの答えとなるものにはたどり着くことができませんでした。
その答えが分からなかったからこそ、僕の禁パチ禁スロはうまくいかなかった。
しかしながら僕は、自分が好きな心理を学んでいくうえで、ある3つの感覚が禁パチ禁スロには大事なのではないかと考えるようになったんですよね。
そしてその感覚について深く追求していった結果、現在では自分がパチンコやスロットをやめられない理由の答えにもなり得る心理というものも見えてきたというわけです。
その3つの「感覚」とは。
ということについてお伝えしますね。
それでは今回は、禁パチンコ禁スロットをするために大事な3つの感覚とはということについて書いていますので、一緒に見ていきましょう!
禁パチンコ禁スロットに大事な3つの感覚
本気の禁パチ禁スロをやっていくにあたって非常に大事となる3つの感覚とは、以下のものです。
聞いたことがある言葉もそうでない言葉もあるかもしれませんが、順番に解説していきますね。
自己肯定感
この自己肯定感という言葉は聞いたことがあるという人も多いと思います。
「ありのままの自分でいい」、「自分らしく生きていていい」、「そのままの自分でいい」など、自分で自分を肯定する感覚ですね。
実はこの感覚と、パチンコやスロットとの関係性があるなどということを、あなたは考えられますか?
僕は長い間考えられなかったですね。
というより、こういった感覚や心理についての学びも得られてはいなかったですから、気づきようもなかったというのが本当のところです。
とまあ僕の話は置いておいて、この自己肯定感が低いことが、パチンコやスロットとどう関係してしまうのかという話をしますね。
まず、そもそも自己肯定感が低い人というのが、パチンコやスロットに導かれやすいのではないか、ギャンブルにハマってしまいやすいのではないかということを考えてみてください。
自己肯定感が低いということは、自分自身のありのままの現状を認められず、現在の生き方や生活環境、自分の人生に常に満足できていない、納得できていない、不満があるということに繋がりやすいわけです。
そうなると結果として、常に自分に自信がない、無力感を感じている、自己否定、欲求不満、依存体質というような、あらゆる「いきづらさを感じる問題」を抱える結果となりやすいんですね。
自分に自信がない、そして強烈な欲求不満と無力感。そういったものが自分の中にたくさんあるとどうなるのか。
そう、その現状を何とか払拭したくて、何かに依存したり、現実逃避をしたくなるという心理が出てくるんですね。
そこに、パチンコやスロットが、ある。
うまくやれば、自分はやれるんじゃないか、自分が変われるんじゃないか。そんな心の隙間に、ぽっかりと空いた穴に、依存心は宿るのでしょう。
これは決してパチンコやスロットなどのギャンブルに限った話ではありませんよね。
酒やタバコ、違法薬物、恋愛、買い物依存、自傷行為・・・などなど。人が何かに依存する際の心理の話にもなってきます。
この話をここで展開していくと終わらなくなりますので、ここではまず、自己肯定感が低いことが、様々な心理的な問題に発展するケースが少なくなく、そこにパチンコやスロットなどのギャンブルとの関連が生まれやすいということを覚えておいてください。
また、じゃあ自己肯定感はなぜ低くなるのかという話もありますよね。
これに関してもここでは簡潔に話しますが、たとえば幼少期からの家庭環境、両親の教育、学校での経験など、様々な要因が考えられます。
僕がなぜ、十代でパチンコやスロットにハマってしまったのか。
酒やタバコに手を出したのは、どういった心理からだったのか。
僕はこのことについては、すでに理解して自分自身に落とし込んでいます。
だからこそ同じ過ちは今後はしないつもりですし、同じ轍も踏まないようにできるというわけです。
あなたにも心当たりはないですか?
今回あなたに考えてほしいことは、あなた自身の深層心理、そして今までとこれからの人生についてです。
パチンコやスロットだけではなく、酒、タバコ、恋愛、買い物依存、そういったものにハマってしまいやすいのは、自己肯定感が低い人が少なくない、それが僕の答えの一つです。
なぜ、十代の若者が暴走行為に走ってしまうのか、非行に走ってしまうのか、酒やタバコやギャンブルに手を出してしまうのか。
また、他にも例えばブランド品や高級車など、分相応ではない高価な物品に必要以上の魅力を感じたり、他人に対し必要以上の見栄を張ってしまったりという心理はどこから来るのかということまで考えていくと、また一つ広い視野でその関連性が見えてきます。
話を膨らませすぎてもあれですので、一旦戻しますが、ここまでであなたにも思い当たる節はありませんでしたか?
幼少期からの家庭環境、人間関係、過去の思い出、たとえばそういったものの中に、あなたの自信や自己肯定感をそぎ落とす何かはなかったかということ。
あるいは、身近にそういった人がいたり、トラウマともいえるようなつらい過去はなかったかということも含め考えてみてください。
その辺りに答えがあるかもしれないという話をしています。
本来自己肯定感を上げるためには、自分の夢を追いかけそれを実現して大きな達成感を得たり、他者への貢献活動などを通して、健全に自分の承認欲求を満たしたり、その他あらゆる自己実現を通して自分に自信や成功体験を積み上げていくというようなことをする必要があります。
しかしながら、たとえば幼少期から人格を否定される環境にあったり、思春期や青年期において人間関係に大変な問題を抱えたりといった経緯があると、健全な自己肯定感や自己の確立には至らず、どこか自信のない、欲求不満が際立った人間になってしまうことがあると。
そうなると、今度はそれを満たすために、何かに依存しやすくなってしまう。
そこに、酒やタバコやギャンブルは、ある。と。
繰り返しになってしまうのでこの辺にしますが、依存症となる理論はこういうことなのではないかという話ですね。
もしあなたにも当てはまる部分があるとすれば、そこがあなたの問題解決の糸口となる可能性もあるということがここでは言いたいのです。
自己決定感
次は自己決定感について解説します。
今、あなたは、自分の思い通りの人生を生きられていますか?
というのがまず最初に考えてもらいたい質問。
これも僕自身、今となっては本当によく理解できる問題なんですが、数年前まではなかなかこういったところまでは考えが及ばなかったですね。
それゆえに、ぜひあなたにもお伝えしたいことでもあります。
たとえば先ほどの話の続きで、自分が一生懸命に何かに打ち込んできた結果として、自分の夢や理想とする自分の姿を実現させ、今現在希望通りの人生を生きられている人がいるとします。
反対に、何かに打ち込む意欲がなく、自信もなく、結果としてやりたくもない仕事やつらい人間関係、そういった環境に頭からつま先までどっぷりと浸かっている、そんな生きづらさと強烈な欲求不満を抱えて毎日を生きている人。
はたして、どちらの人がパチンコやスロットに依存しやすいと思いますか?
僕は後者だと考えています。現に自分がそれを経験してきていますからね。
ここでは何が言いたいのかといいますと、自分で決められることが少ない日々を生きている人は、欲求不満が募りやすく、さらにはそこから逃げ出したくなるという現実逃避の心理に陥りやすくなるのではないかというのが今の僕の考えです。
たとえば毎日働く仕事場の環境、仕事内容、職場の人間関係、自分で決められるものはほとんどないに等しい状況。
また、プライベートでも自由に使えるお金、時間も少なく、住む場所や環境も制限され、自分の思い通りにできることが少ないというような人。
言い換えれば、自由が少なく、不自由さをありありと感じている人。それも恒常的に。
こうなると、自己決定感というものが得られず、さらに欲求不満が加速し、その現実から目を背けたくて現実逃避することばかりを考えてしまう。そしてそれが癖となってしまいやすいと。
またしてもそこに、酒やタバコやギャンブルが置いてあったら。どうですか。この仕組みと心理。恐ろしいですよね。
しかし、思い当たるところはありませんか?
僕は思い当たることばかりでしたよ。
だからこそ、「そうか、自己決定感を高めるためには、これから自分の人生にしっかり向き合う必要があるんだな」と考えたわけです。
具体的には以下のようなことです。
・自分の人生に向き合うこと
・自分の問題に立ち向かうこと
・自分の理想を実現していくこと
こういったことを積み重ね、人生を好転させていくことでしか自己決定感は得られないぞと。そう考えられるようになったんですね。ようやく、本当にようやくですが。
それでも、このことは本当に大事な気づきだったと今では理解しています。
いつまでも自分の人生に向き合わず、自己実現を叶えず、不平不満をぶちまけ、欲求不満をただ募らせたり、何かに依存することで現実から目を背け続けることはもうやめよう。
それでなきゃ自己決定感は上がらないし、当然ながら、禁パチ禁スロ問題も解決していかないぞと。そういったことがようやく腑に落ちてきたんですね。
あなたにも、少なからず何かしらの悩みや不安というものがあるのでしょう?
人間生きていれば誰しも何かはあるものです。
しかし、その問題にいつまでも本気で向き合わず、ましてや、パチンコやスロットを打つことで逃れようというような心理が働いてしまっているのだとしたら。それは過去の僕と同じ状況に陥ってしまっているのかもしれません。
一度自分自身の今の状況についてよく客観視してみてください。
あなたのその問題は、パチンコやスロットを打つことで、本当に解決できるのですか?
そう自問自答してみてください。
ちなみに、パチンコやスロットと自己決定感の関係をもう少し踏み込んで分析してみると、パチンコやスロットの大当たりを自分で引くことで、自己決定感が満たされたような気分になるということが挙げられます。
どういうことかといいますと、普段何も自分で決定したり、操作できたりすることができない、自分で握れるハンドルが無い、そういった「無力感」を感じている人が、パチンコやスロットで大当たりをたくさん引くとどうなるか。
そう、「自分で選んだことが正解だった」、「自分が決めたことがうまくいった」、「自分の力で結果や報酬を得られた」というような気持ちになってしまうんですね。
さらにそこに大当たり中のあの「無敵感」をMAXに演出する音と光と出玉ですよ。それにコロッとね。簡単に癖になっちゃうというのが、依存しやすさの本当のところなのでしょう。
僕はもうそれを必要としませんけどね。
そのような「まやかしの自己決定感」は要りません。
だからもう打ちません。
さて、あなたは。
自己効力感
3つ目は自己効力感です。
自己効力感とは、「自分ならできる」、「自分ならやれる」、「きっとうまくいく」というような、ポジティブで前向きな考えや感覚のことですね。
ここまでの話を聞いてきてもらったあなたにはもう分かってもらえるかもしれませんが、この自己効力感が少ない人というのは、どんな問題が起こると考えられるでしょうか。
そうですね、たとえば「自分には無理だ・・・」とか、「どうせやっても無駄だし・・・」とか、「どうせうまくいかないんだ・・・」なんて、後ろ向きな考えばかりが出てくるようなことが考えられますよね。
そうなるとどうなるのか。
そう、あらゆる物事に真剣に打ち込むことができない、自分を高めるための行動や、自分の人生を改善するための努力ができない人になってしまいやすいというのが問題なんです。
あなたの、パチンコ店にいる人のイメージはどうですか?
何か夢に向かって全力で取り組んでいたり、お金や時間といった人生においての最高に重要なリソース(資源)を、自分の人生をより良くするために目いっぱい注ぎ込んでいるような人たちが、パチンコやスロットを打っているイメージでしょうか。
僕はそうは思いません。
何度も言いますが、僕自身がパチンコ店によくいる人そのものだったわけですからね。過去の自分と照らし合わせれば、容易に理解ができます。
今のあなたの自己効力感はどうですか?
やればできるのに、やれていない問題はありませんか?
パチンコやスロットに「逃げている」現実はありませんか?
ここでしっかり考えてみてくださいね。
おわりに
心理の話になるとまだまだたくさん展開して話したいことは出てきますが、今回はここまでにしておきます。ぜひ、あなたも自分自身の心について、一つ一つ丁寧に考えてみてください。そこにあなたの禁パチ禁スロの要点となるポイントが隠れている可能性がありますよという話でした。
最後になりますが、禁パチ禁スロがまったくできなかった過去の僕と、禁パチ禁スロがうまく継続できるようになった今の僕との大きな違いについて話しておきますね。
今の僕は、現状のありのままの自分を受け入れ、他人の意見に左右されず、できる限り自分の裁量で自由に人生を生きられることを目標にして、できることから前向きに取り組んでいます。
だからこそパチンコやスロットをもう打とうとは思わないし、打ちたくもないし、そこに割く時間もお金もないと考えています。
過去の僕はまさにその逆で、自分の人生が受け入れられず、他人の意見や目を気にしてばかり。とりあえず目の前のできそうなことをただただ我慢しながらやり、ストレスと欲求と不満を募らせる毎日を生きていた。
そこに置いてあったのが・・・。
そうですね、パチンコやスロットを始めとするギャンブルだったということですね。
酒やタバコにハマる理由にも共通点があることもこれで分かりますよね。
つまりは、そういうことです。
さて、今のあなたの状態はどうでしょうか。
どのような心理状況にあるのでしょうか。
もしあなたが禁パチ禁スロができない原因が、あなたの今の心理状況にあるのならば。
ぜひ今回の3つの感覚について、深く考えてみてくださいね。
またお話ししましょう!^^
他にも関連記事があります。
それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
コメント