「スロットは1時間でいくら負ける?」
お金がたくさんあって完全に趣味としてスロットを楽しんでいる人は別として、多くの人は負けることを前提にスロットを打っているわけではないと思います。
僕もいつでも、「打つからには絶対に勝ちたい」と思ってスロットを打っていました。
しかしそんな気持ちは機械の前では無意味なことで、やればやるほど負けるようになっているのがスロットです。
「やればやるほど負ける」
そう頭では分かっているつもりでも、パチンコ屋に行ってしまうのはなぜでしょうか。
その原因の一つに、スロットというギャンブルが一体どういうものなのか、具体的には1時間あたり、1日あたりで見た時に、いくら負けるように設定してあるものなのか、そういったところを今までよく考えてこなかったことも挙げられます。
あらためてスロットの仕組みについて理解しておいて、「あ、こりゃもう勝てないものなんだな」ということを自分の脳に刻み込んでいきましょう。
そういったことを日々積み重ねることで、必ずスロットやパチンコから足を洗える日が来ると僕は信じています。
ということで今回は、スロットは1時間あたり、1日あたりいくら負けるものなのかということについて書いていますので、一緒に見ていきましょう!
スロットは1時間あたりいくら負ける?
何をもって負けとするかという話でもありますが、まずはスロットでまったく当たりを引けなかった場合の1時間について考えていきましょう。
スロットを打っていれば、1時間(約800回転)まったく当たらないなんてことは日常茶飯事ですからね。
パチンコは1分間の打ち出し球数が決められていますし、同様にスロットにもウェイトというものがあります。
一旦リールを止めて、すぐに次のゲームを回したくても、数秒間はリールが回りません。
これがウェイトというものですが、スロットはこのウェイト込みで1回転あたりおよそ4.1秒といわれています。
まずはそこから計算していきましょう。
1時間=60分=3600秒
3600÷4.1=878.048・・・
1時間を3600秒として、1回転あたり4.1秒かかるとすると、1時間でおよそ878回転回せることになります。(あくまで計算上で、実際にはもう少し少ないと思います。)
また、コイン貸し出しのためにサンドにお金を入れている時間や、コインを投入している時間などもありますので、もう少し減ることも考えて、大体800回転としましょう。
後は1回転回すのに60円使うとして、800回転だと48000円ですね。
実に1時間あたり、48000円分のコインを投入していることになります。
ただし、もちろんスロットには小役というものがありますよね。
これが機種や設定にもよって変わってきますので、細かい計算が難しくなってしまうんですが、ここは回転数同様、あくまでざっくりで考えていきましょう。
僕がよく打っていた5号機の台は、1000円あたりでおよそ30回前後回せるという台が多かったので、1000円で30回転、ということで考えてみますね。
800÷30=26.666・・・
800回転を回すのに、約26600円です。
これが一般的なスロット台で、1時間まったく大当たりを引けなかった場合に負ける金額となります。
確かに、お金を入れっぱなしの状態だと1万円で30分ももたないはずですよね・・・。
実際の相場はどうなの?
スロットでまったく大当たりを引けないと、1時間当たりおよそ26600円負けるということが分かりました。
10時間こんな状態だと実に266000円です・・・。お、恐ろしや・・・。
ただ、同じ台を打っていれば何度かは大当たりを引きますので、もう少し軽傷で済んだとして、それでも1日13~14時間も打っていれば、最高で20万円前後は、いってしまいそうです。
1日20万円の負け・・・。ヤバすぎますよね。
とはいえ、実際に僕も1日で16万円負けたことがありますので(閉店までもたずに)、あり得る話でしょうね・・・。
やり込んでしまえばこんな大負けも現実に起こってしまうスロットやパチンコですが、実際には客単価といいますか時間粗利といいますか、お客1人が1時間スロットを打つと、およそ2000円前後の負けになるともいわれています。
これはどういうことでしょうか。
こちらも考えてみましょう。
機械割で考えてみる
まずはスロットの機械割をもとにいろいろ考えてみましょう。
例えば設定1の機械割が96%の台があったとして・・・
➀1時間に800回転、等価交換のケース
1時間800回転×コイン3枚=2400枚
2400枚×0.96=2304枚
2400枚-2304枚=96枚
96枚×20円=1時間あたり1920円の負け
➁全開で回した場合の理論値のケース
1時間878回転×コイン3枚=2634枚
2634枚×0.96=2528.64枚
2634枚ー2528.64枚=105.36枚
105.36枚×20円=1時間当たり2107.2円、約2107円の負けですね。
➂1時間に800回転、換金ギャップがあるケース
1時間800回転×コイン3枚=2400枚
2400枚×0.96=2304枚
2304枚×18.181818・・・=約41890円
2400枚(48000円)-41890円(5.5枚交換)=1時間あたり6110円の負け
➃1時間に800回転、換金ギャップがあるケース2
1時間800回転×コイン3枚=2400枚
2400枚×0.96=2304枚
2304枚×16.66666・・・=約38400円
2400枚(48000円)-38400円(6枚交換)=1時間あたり9600円の負け
確かに等価交換だと2000円前後となりますが、これに換金ギャップが入るとかなり不利になりますね。
還元率で考えてみる
次は還元率で考えてみます。
スロットやパチンコの還元率はおよそ80%~85%、もしくは90%などといわれていますので(店によって違う)、それぞれ見てみましょう。
➀1時間に800回転、等価交換のケース
1時間800回転×3枚=2400枚
2400枚=48000円
48000円×85%=40800円=7200円負け
還元率90%だったとして・・・
48000円×90%=43200円=4800円負け
➁1時間に800回転、交換ギャップがあるケース
1時間800回転×3枚=2400枚
2400枚×85%=2040枚
2040枚×18.181818・・・=約37090円
48000円ー37090円=10910円負け(5.5枚交換)
➂1時間に800回転、交換ギャップがあるケース2
1時間800回転×3枚=2400枚
2400枚×85%=2040枚
2040枚×16.66666・・・・・・=約34000円
48000円ー34000円=14000円負け(6枚交換)
➃1時間に800回転、還元率90%のケース
48000円ー約39273円=8727円負け(5.5枚交換)
48000円ー約36000円=12000円負け(6枚交換)
ふう・・・つ、疲れた。
おもいっきりざっくりと思いつくままにいくつか計算してみましたが、結構ばらつきがありますね。
いずれも、すべて1時間あたりで出しています。
となると、6枚交換で設定1を何時間も打ち続けた日には・・・。(( ;゚Д゚))ガタガタガタガタ
1日あたりの負け額は?
ちなみに1日あたりの負け額は、例えば1日10時間打つとすれば、上記の中から自分の状況に一番近いケースの1時間あたりの負け額を10倍してもらえば一応出ます。
あらかじめお断りしておきますが、数学が苦手な僕のおもいっきりざっくり計算ですからね。
あくまでも参考程度に・・・ということで。^^;
おわりに
機械割や還元率から色々計算してみましたが、換金ギャップがある店で設定1をひたすら打ってしまうとものすごく負ける可能性があるということが分かりますね。
あと考えられることは、今回はずっと設定1の機械割で計算していますが、「この台ダメだ」と思ったら移動しますし、時には高設定を掴むこともあります。
あとはそれに5枚交換や5.5枚交換、6枚交換に7枚交換というような換金ギャップのあるお店が全国にあって・・・、設定の分布状況があって・・・、機種ごとの機械割があって・・・、稼働率を考えて・・・、というふうにわけの分からん計算を大量にしていくと、どうも1時間あたり2000円前後となるようですね。
あくまで平均の平均の平均がですよ。
ずっとずっとスロットを打っていると大体このようになるということです。
2500円とも3000円ともいわれていますので、この辺りはよく分かりませんが、店によっても当然違うでしょうしね。
あくまでも目安ということにしておきましょう。
ということでとりあえず、【1時間に最低2000円程度負ける遊び】と覚えておけばいいのではないでしょうか。^^
・・・と、いうところで・・・、気づいていただけたでしょうか・・・。
スロットは1時間に最低でも2000円ほどのお金が【負けるようになっている】ということに!!!
パチンコも似たようなものですよ。
やればやるほど負けるわけですよね。
今日は勝った、負けた、とやっているうちに、1時間あたり大体2000円負けに収束していくということです。
これを見て、「そんなはずはない!」とまだまだこれからもスロットやパチンコを打ちに行くのか。
それとも、「1時間2000円か~、となると週20時間打っている僕が、1年間で52週間打った場合は・・・」と考えて・・・。
20時間×52週間(約1年)=1040時間
1040時間×2000円=2080000円!
「2百8万円負ける!!」(( ;゚Д゚))ヒイー!!
「・・・ちょっと待てよ、すると年間で百万円ちょっとの負けで済んでいた僕は、これでも上手くやっていたほうだったのか・・・。」
・・・。
・・・。
「ああ…。アホらし・・・。」
と考えて、二度と行かないかはあなた次第ということですよ!(ドーン!!)
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それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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