「もっと収入があれば・・・。」
十代からずっとスロットやパチンコにのめり込んできた僕は、「もっとお金さえあれば、もっと収入さえあれば、楽になれる」そう考えて生きていました。
そういった考えのもと、少しでも収入の良い会社を探しては転職を繰り返し、最終的に落ち着いた大手上場企業にて、役職者のポジションまで上り詰めました。
その時の年収は7桁の半分より上そして物価の安い田舎暮らし、さらに嫁さんも仕事をしていたので、家族がいても何不自由なく暮らせる経済状況。
・・・の、はずでした。
しかし何年働いても貯金は0。
原因はもちろんスロットやパチンコを主としたギャンブル依存症です。
しまいには健康をかえりみず働きすぎた結果、体を壊して退社するという道をたどるに至りました。
今回お伝えしたいのは、ギャンブルをやめない限り、いくらお金があっても裕福にはなれないという僕の体験談です。
それでは、いってみましょう!
ギャンブルしているうちはお金は貯まらない
十代で収入の少ない時代からパチンコにハマり込んでいた僕は、常日頃から「もっとお金さえあれば楽に生きられるのに」、そう考えて生きていました。
金、金、金を求め、何度も転職を繰り返す間もスロットやパチンコなどのギャンブルをやめられず、入れば入っただけ無駄に浪費する人生を歩んできました。
それでも家族を持ち、身を固めようと転職した大手企業で、腰を据えて頑張ることにしました。
その結果、30歳になる頃には日本のサラリーマンの平均年収を大幅に上回る稼ぎを手に入れることができたのですが、一向に生活が豊かになる兆しはありません。
原因はもちろん、スロットとパチンコです。
お金が無い時は無いなりに自制もするものですが、なまじっかお金を手にすると、際限なくつぎ込む癖が付いてしまいます。
それは非常に恐ろしいもので、お金が尽きても賭け方だけは変えられなくなってしまうんですね。
ついには稼ぎ以上に浪費する、つまり借金。
それだけ稼いでいても借金してしまう、いや、稼ぎが大きいからこそ金銭感覚が崩壊している状態。
一番あってはならない状況にありました。
結末として、借金を残したまま体を壊してその会社を退社、収入が激減した今に至るまで、借金の返済を続けています。
僕はこの経験から、いくらお金があっても、ギャンブルしているうちは貯金できないと思っています。
少なくとも僕はできなかった。
いえ、僕なりに知恵を絞って、会社の財形貯蓄などにも励んではいたんですよ。
しかし、どうしても生活が破綻してしまう。
そのたびに財形を解約しては補填する、そんなことを繰り返すわけです。
もしあなたが、当時の僕と同じく、「もっと稼ぎさえすれば、お金の問題は全て解決する」と考えているならば、それはとても危険な考えであるということを覚えておいてください。
スロットやパチンコなどのギャンブルを断つことが先決です。
まずはスロットやパチンコを断つ
何よりもまずはスロットやパチンコなどのギャンブルを断つことを第一に考えましょう。
ギャンブル依存症の末期状態にあっては、収入が高いことすらもリスクでしかなく、身を滅ぼす危険とずっと背中合わせです。
まずは脱ギャンブルを徹底し、金銭感覚を正常化する。
そのうえで、望む生活を実現できるだけの収入の構築を計画して、実行していくべきですね。
きちんとした人生設計を
身体を酷使して働き詰め、毎月50万円を得ても、50万円使ってしまっていては何も残りません。
それならば、25万円稼いで20万円で生活することができれば、5万円の貯金をすることができます。
そんな簡単な計算さえできなくなってしまうのが依存症の怖いところなんですよね。
家族や自分をかえりみず猛烈に働いて、稼いだ収入をすべてパチンコ屋へ落とす。
それを毎月、毎年、何年間も。
会社の奴隷と化し、パチンコ屋の奴隷と化す、そんな救いようのない人生を生きていました。
それでも少なくとも今この時点で、それがいかに愚かなことであったかということには人一倍気がついていますし、経験も積んではいます。
だからこそ深く得た知識もあります。
僕の場合ですが、二度と同じ過ちをしないということはもちろんのこと、あとはこの先の人生で、この経験をどうやって活かすかですね。
いずれにしても、高い勉強代でした。^^;
いくら稼いでいくら使うのか、しっかりプランニングしましょうね。
おわりに
僕がスロットやパチンコにハマってしまった理由として、やはりお金の使い方を知らなかったということが大きいですね。
社会人になって、自分でお金を稼げるようになった。
しかし、使い方を知らない、つまりお金に対してあまりにも無知だったということです。
それって、パチンコ屋にとって一番のカモなんですよね。
まんまと術中にはまっていたわけです。
さすがにもう僕はだまされないようにします。
そしてあなたも同じ轍(てつ)を踏まないように気をつけてくださいね!^^
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それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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