「パチンコの負けはパチンコで取り返す」
もしくはそれが僕のようにスロットなのかもしれませんが、いずれにしてもパチンコやスロットで負けたお金を取り返す、または取り戻したいと考えているうちは、はっきり言って禁パチや禁スロはできません。
パチンコやスロットをまったくやめられなかった当時の僕もまさに同じことを考えていましたし、過去の負け額を全部返してくれとは言わないから、せめてちょっとだけでも、最近の負け額だけでも取り返したい、よくそう考えていましたね。
今思えば、結果としてそれがパチンコやスロットをやめられない大きな原因となっていたわけです。
ということで今回は、パチンコの負けを取り返すと考えているうちはパチンコはやめられないということについて書いていますので、一緒に見ていきましょう!
パチンコをやめるには諦めることが大事
パチンコやスロットを本気でやめたいならば、今まで負けたお金はもうきっぱりと諦めることです。
過去の僕はこれができなかったので、なかなかパチンコやスロットがやめられなかったんですね。
パチンコやスロットで負けたお金を何とかして取り返したい、少しでもいいから取り戻したい、その考えや思いは、自分とパチンコやスロットを固く結び付け、そして縛り付けることになります。
これを固執している状態といいます。あるいは執着といってもいいでしょう。
固執するとは、自分の意見や主張を押し通し、妥協せず、他者の意見や話に耳を貸さない状態をいいますが、この思考(考え・思い・思想・思念・思い込みとも)こそが過去の僕をパチンコやスロットの沼から抜け出せないようにしていたんですね。
そしてこの状態にあっては、ブログや書籍からいくら有益な禁パチ禁スロの情報を得ようとも、あるいは身近にいる大事な人からいくら真剣に諭されようとも、パチンコやスロットの負けを取り返すことに固執している僕の心には届かないわけです。
耳には聞こえているんですよ、当然。でもそれは理解しているとはいえない。ただ聞こえているというだけです。
それではどうやってその固執している思考を解いたのか、次にそれを見ていきましょう。
固執を解くには気づくしかない
僕が固執を解いた方法、というより、僕の固執が解けた理由と言ったほうが正確かもしれませんね。
それは、同じギャンブル依存症と戦う人たちのブログや書籍を読んで、様々なことに気づいたことです。この気づきがなければ、僕は今もまだパチンコ屋の中にいたかもしれません。
今あなたが読んでいるような、このような禁パチ禁スロについて書かれている記事や情報を集めては、むさぼるように読みあさりました。
すると、先だって禁パチ禁スロに成功している人たちが、一様に皆同じことを言っていることに気がつくわけです。
パチンコやスロットなんてほとんどの人が負けているということ、負けて当たり前、そもそも負ける仕組みになっているということ。
さらには自分だけは勝てるなんて考える人をターゲットにした商売であること、無知な人を狙った商売であること、いかに生かさず殺さず客を奴隷化して搾取し続けられるかが重要な商売であること。
そして依存症の末路もほとんど皆同じ、借金や破産や犯罪。ありとあらゆる未来を、もはや何十年も変わらず、先人たちが良くも悪くもすべて証明してくれているじゃありませんか。
その人の人生をかけてね。
それをあらためて知り、僕は今さら何がしたいんだろう、何を実証したいのだろう、自分の人生をかけて確実に負けると分かっている勝負に挑み続ける理由や意味はどこにある?
そうやって自問自答していった結果、ある考えに至るんですよね。
もう、いいかな。
パチンコやスロットは確実に負けるということが腑に落ちたとき、そして今までの負けたお金の回収はもう無理なんだと気づいたとき、いや、
万が一回収なんてしてしまったら、また地獄から抜け出せなくなる。ということを心から理解できたとき。
あれだけ固執していた心が、ふっと軽くなったのです。
このブログでいつも言うところの、認識が変わることですね。
パチンコやスロットなんてもう、勝たなくていいんです。勝ったらまたやめられない地獄が始まるだけだからです。
もう勝たないほうがいい。ましてや負けたお金を回収するなんてことは、むしろもうできなくていいんです。そのほうが結果としてあなたのためになる。
大負けして、人生の底を味わって、結果としてそれでパチンコやスロットから少しでも早く足を洗えた人のほうが幸せなんですよ。
ここに気がつかないといけません。
これが勝ちたい、少しでもお金を取り返したいと考えているうちは、パチンコやスロットはやめられないという理由です。
諦めることが大事。
死ぬまで失ったお金を追い続け、さらに地獄を味わう一生を送ることと、失ったお金は勉強代や遊びで使ったお金だったと割り切って、この先パチンコやスロットのない平和で穏やかな一生を送ること。
この二つを比べ、僕は後者を選択しました。
もう本当にパチンコやスロットをやめたかったからです。
そしてなにより今までに負けたお金を取り返すことよりも、さらにはパチンコやスロットでこの先ずっと勝ち続けることよりも、実際にはパチンコやスロットをやめるほうが簡単だからです。
何もしなくていいんですよ。パチンコやスロットをやめるには。
勝つための努力も、負けたときのあの悔しさやストレスに耐える必要もないんですよ。
なんてラクなんだ!逃げるが勝ちとはこのことだったのか!!
僕はこれに気がついたから、やめられたんです。
あなたも早く気づいてください。
おわりに
パチンコ産業というものは本当に巨大な産業ですし、しかももうすでに長い歴史もあるビジネスです。ましてや、人の依存という脳や精神までをも利用する依存症ビジネスというジャンルに君臨する圧倒的強者ですよ。
そういったものの前では、僕たちはもう完全に無力であるということを理解してください。
勝つとか負けるとか、そもそもそういうレベルじゃないんですよ。
負けてあたりまえ。ただの食いもんでしかない。
ということです。
だからもうそんなものと戦わなくていいんです。もう勝負なんてしなくていいし、つらい思いもしなくていいんです。
負けたお金はもう諦めて、これ以上関わらないようにしましょう。
諦めるということができたとき、僕は本当に心が軽くなりましたよ。
「ああ、もうこれ以上つらい思いをしなくて済むんだ」とね。
逃げるが勝ちという言葉を、僕が人生で一番実感しているのがこれですよ、本当に。
諦めたことによって、ようやく次の一歩が踏み出せたという感じ。
だからあなたも早く逃げて!^^
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それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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