「パチンコやスロットをもうやめたい・・・」
あなたが今そう考えているならば、ぜひやめましょう。
パチンコやスロットをやめたくてもやめられないもどかしい気持ちも、どれだけやめると決意してもまた行ってしまう自分の情けなさも、いくら負けても何度も何度も同じことを繰り返してしまう自分の愚かさ、不甲斐なさ、みじめさも、僕は全部分かりますよ。
なぜなら僕も完全なギャンブル依存症ですからね。
でもね、そんな僕でも今、パチンコやスロットを始めとするあらゆるギャンブルを一切打たなくなって、ちょうど3年半が経過したところです。
3年半前から、一度もギャンブルをしていないということです。
それって依存症じゃないんじゃないのと思われるかもしれませんが、それはあり得ません。そうであればどれだけよかったことか。
じゃあなぜ今のような状態になれたのかといいますと、やはりそれは自分のギャンブル依存症を克服、あるいは回復するために、あらゆることを考え実行してきた結果です。
言い換えれば、ギャンブルをやめるために、やれることは全部やってきたということです。
もしあなたが今、当時の僕と同じく、パチンコやスロットをどうしてもやめられずに、地獄のような苦しみを味わっているのだとすれば、僕はできる限りあなたの力になりたいと考えています。
具体的には僕がパチンコやスロットをやめるためにしてきたことや考えてきたことを情報共有して、あなたの脱ギャンブルに役立ててほしいと思います。
これ以上人生に必要の無い苦しみを味わい続けるのは、僕と一緒にもう終わりにしませんか。
ということで今回は、僕がスロットをやめるときにやっていたことについて書いていますので、一緒に見ていきましょう!
スロットをやめるときにやっていたこと
僕自身、パチンコやスロット(僕は主にスロット)からここまで距離を置けるようになるまで、数年の年月はかかっています。本当の本気で禁パチ禁スロを実行できるようになるまでにはということです。
ですので、決して「よしもうやめよう」と思い立ってから、すぐにすんなりとやめることができたわけではないということです。だからこそ、禁パチ禁スロの難しさも、そしてあなたの苦悩もよく分かります。
このことを前提に、僕が禁パチ禁スロを最終的に軌道に乗せるためにやってきたことを、分かりやすくできるだけ時系列でお伝えしようと思います。
まずは以下を見てください。
・負け続けた先に見えてきたもの
・パチンコやスロットについてよく知る
・やれることは全部やる
・執着が無くなれば成功に近づく
順番に解説していきますね。
もう嫌というほどに負け続ける
過去に2千万円を軽く超えるほどのお金をパチンコやスロットに費やしてきた僕ですが、本当に最後の最後に至るまで、懲りることなく負け続けていました。
その様は完全に依存症という病気そのものの症状。
その頃はどうすれば少しでも勝てるのか、どうすれば少しでも取り返せるのか、この期に及んでもそんなことばかり考えていましたね。
さらには「もっと潤沢な資金さえあれば、余裕のある勝負ができて勝てるのではないか」と、本来絶対に手を付けるべきではないお金を用意して、あっという間にすべてつぎ込んでしまったのもこのころです。
絶望とはこのこと。とにかく、何もかも嫌になっていました。
パチンコ屋を恨み、自分の愚かさに呆れ、経済的にも精神的にも、本当にどうしようもない状況にあったんですね。
負け続けた先に見えてきたもの
今振り返ると、ここで2つの大きなポイントがあります。
一つは、このときに本当に人生の底付き感を味わっていたこと。
今までも大きな負けや、年単位で数百万という負けは何度も経験してきたことですが、借金もあって、仕事も思い通りにはいかず、もう本当に嫌になる感覚です。
今思えば、人生のどん底ともいいますか、とにかく味わったことの無いような絶望感と無力感に襲われていましたね。いろんな意味でちょっと危なかったほどだったかもしれません。
ただ、「ここが底かな」という気もなんとなく感じてはいました。
そして「もうこれ以上落ちたくない」とも。
そして2つ目は、その底付き感を感じて、初めて本気でパチンコやスロットをやめようと考えられるようになったことです。
もちろん今までも、散々、やめようとはしてきましたが、今思えばおそらく、それは本当の本気ではなかったということ。
やめるではなく、やめたい。できればやめたい。でも心のどこかで、できればもう一度だけ勝ちたい、少しだけでも取り返したい、そのような深層心理。
今だからはっきり言えますが、この状態ではやはり抜けられませんね。ギャンブル依存症という深い深い谷底からは。
もっと、もっと本気の決意が必要でした。
もう嫌だ、絶対にやめる、こんな人生はもう嫌だと。
一人、部屋で泣きながら叫ぶレベルですよ。
やめたいではなく、やめると言え!
そう決めたときから、少しずつ行動が変わっていきました。
パチンコやスロットについてよく知る
先に言っておきますが、パチンコやスロットをやめたければ、あることを実行しなければいけません。
それは、パチンコやスロットに対する自分自身の認識を変えることですね。
誤解を恐れずにはっきり言うならば、パチンコやスロットはもうギャンブルでもなんでもないんですよ。ただのお金搾取マシーンです。
だから何かを期待した時点であなたの負け。
例えば僕の場合でしたら、お金を増やしたい、熱い演出が見たい、楽しい気分に浸りたい、勝ってストレスを解消したいなどなど。まあ気持ちの良いくらい、自分に都合の良い期待を抱いていた。パチンコやスロットというものに対してね。
今の僕はそれと何が違うのかといいますと、パチンコやスロットに何かを期待する気持ちが、1ミリも無いということ。
まったくです。本当に皆無です。
それはパチンコやスロットとというものについて、そしてその業界のことや、歴史的背景についてまで、徹底的に調べたり学んだりして、知識をつけたからですね。
パチンコやスロットについてよく知ることで、何が起こるのか。
それが認識が変わるということです。
つまり、僕が今までに2千万円以上負けてきたと言いましたが、そんなことはもう至極当たり前の話だったのです。そして逆になぜ勝てるなどと思っていたのか、なぜお金が増えるなどと思っていたのか、なぜ勝手に楽しくなれるなどと思っていたのか、本当に過去の自分の無知さに、涙が出ますよ。
いいですか、よく聞いてください。
そ・れ・が・あたりまえなんですよ!!
負けて当たり前なんです。
なんにも、おかしなことなんて起きていなかったんですよ!
勝手に自分が妄想して、期待していただけ。
例えばですね、9人のプロ野球選手と自分一人で、1対9の野球の試合をして、負けたからといって「なぜだ!おかしい!」と思いますか?
あるいは11人のプロサッカー選手と自分一人で、1対11のサッカーの試合をして、「なぜ勝てない!いかさまだ!」と叫び散らかしますかという話。
そうなるんですよ。そのようになるんです。なるべくしてなっているだけなんですよ。何もおかしいことは起こっていない。負けて当たり前。
そのことになぜ自分だけが気づかないのか。分かりますか?
それが無知という恐ろしいものなんです。
本当に、僕がこの状態でした。
負けたら悔しがり、泣き、わめき、叫び、怒り出す。
もう一度考えてください。
野球やサッカーというスポーツをよく知っている人から見たら、僕はどう見えますか?
かなりヤバくないですか?
「いや、まず野球やサッカーのことを知れよ、学べよ、勉強しろよ」と思いませんか?
ではその後僕があらためて野球やサッカーのルールや試合形式についてしっかりと学んだとしましょう。そうするとどうなるか。
そうですね、勝てなかったことに納得ができるようになるんですよ。
これが自分の中の認識が変わった瞬間という参考例。
自分が納得できれば、物事の見方が変わるということです。
つまりですね、僕はもうパチンコやスロットというものに無駄な勝負を挑むこともなければ、試合を申し込まれても受けることもない、「いや、僕はもういいです。他をあたってください」と、はっきり言います。
もう、すべて知っているからですね。
この状態です。
この状態が本当にギャンブル依存症脱却には必要な心理状態(マインド)なんです。
今すぐにとは言いません。少しずつでもいい。しかし、本当にあなたにも理解してもらいたい。
そのために僕はこのブログを書いています。
一緒に真実を学びましょう。
こちらもどうぞ参考に。
やれることは全部やる
パチンコやスロットで負けに負け、人生の底付き感を味わい、そしてようやく絶対にやめるという決断ができたなら、パチンコやスロットについてあらためてよく知ることが大事。
そしてここからは実際にまだやれること、そしてやったほうが良いことというものがありますので、それを並行してやっていく段階ですね。
具体的には収支表を付けることと、レコーディングをすることです。
収支表を付けるのは、自分がパチンコやスロットにいくらお金を使っているのかを、細かく完全に把握するためです。
ギャンブラー特有のどんぶり勘定ではいけません。例えば「今日は5万負けた!」ではなく、きちんと「何月何日に-5万4千円」と記入するのです。しかも赤字でね。
もう嫌というほど負けている人ならば、すぐに帳面が真っ赤になることでしょう。でもそれが本当に大事なことなんです。
もはや感覚ではない、確固たる事実として、これだけ損害を出しているということを把握してください。
そしてそれは自然災害でも予期せぬ事故でもなんでもない、ただただ自分自身が自らの手で出し続けている損害です。
ぜひ、早く気づいてください。自分で自分を苦しめる必要など何もない。ただあなたが気づきさえすれば、その損害はピタリと収まるのだということに。
あなたが自分で自分の首を絞めている、その手を緩めればいいだけなのだということに、早く気づいてください。
そして同時にレコーディングです。これはギャンブル依存症を含む、あらゆる依存症克服のための手法の一つですが、僕がすごく効果を実感している方法ですので、あなたにもぜひおすすめしておきますね。
ポイントは、あなたがギャンブル依存症を克服していくにあたり、その都度学んだ知識を記録したり、自分が感じたことや重要だと思った考え方、アイデア、思考法などをメモすることです。
これにはいくつかの狙いがあって、主に自身の記憶に定着させる効果、いつでも反すうすることができるツールとしての役割、さらには自己洗脳(正しい認識を持つため)の手段という意味もあります。
効果は僕が実証済み。やらない手はないですよ。
パチンコやスロットを始めとするギャンブルを本気でやめるならば、絶対に諦めないことが大切です。
まだ試していない方法はないですか?やれることは全部やりましたか?
そういったことを僕と一緒に探すところから始めましょう。
諦めなければ、必ず問題解決の糸口は見つかるはずですよ。
執着が無くなれば成功に近づく
依存症克服に重要なポイントを一言で言うならば、執着心を無くすことです。
つまり、依存していた対象に興味が無くなることですね。
これが僕が実践してきた手法の目的であり、今の僕自身の到達点であり、そしてあなたに心からおすすめしたい、脱ギャンブルの境地です。
もっと分かりやすく言うと、パチンコやスロットにまったく興味が無い、行きたいとも思わない、そういった欲求が湧いてこない、というか、何日も何十日も、パチンコやスロットのことを思い出す日すらない。そんな状態。
ありえないと思いますか?
それが、ありえるんです。今の僕がそうなんですから。こればかりは「ある」としか、言えません。
それを信じて自分もそうなることを目指すのか、それともそれを疑ってまだパチンコやスロットのほうを信じるのかを、決めるのはあなたです。
というか、あなたしか決められない。
僕がいくらここで熱弁しようが、youtubeなどを使って大きな声で訴えようが、あなたまで届くかどうかは、すべてあなた次第。僕はここでできることをやるだけです。
ただただ、届いてほしいと願いながらね。
おわりに
以上が僕がパチンコやスロットをやめる最終段階のときに考え、実行してきたことです。
補足しておくと、パチンコやスロットについて詳しく学んでいるという時点では、まだやめることができずにいて、ただ、収支表やレコーディングは欠かさずにやり続けていました。
そうするとですね、生のデータが溜まってくるんですよ。
自分だけの、真っ赤な収支表の帳面、そしてそれこそ地獄のような負の感情や、はたまた自分の心に強烈に響く文言を記録したメモの数々がね。
それを毎日毎日、眺め、噛みしめ、把握し、反すうし、脳に焼き付ける。
それを来る日も来る日も、繰り返す。
そうすることで、自分の認識が、ふと、変化する機会が訪れる、その可能性が出て来るんですね。
それはただただギャンブルをやめたいと願っているだけでは決して見つかることのない、依存症という暗闇から抜け出せる唯一の出口のようなもの。
それを見つけ、一歩一歩を踏みしめ、たどり着けるのはあなただけなんです。
二度とギャンブルや借金で悩むことなどない、心穏やかに暮らせる毎日を、一緒に目指そうじゃないですか。
僕はいつでもここで待っていますよ!^^
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それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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