「もう本当にパチンコをやめたい!」
「パチンコをやめられる方法があれば本気で知りたい!!」
僕もパチンコやパチスロにどっぷりと首まで浸かり20数年間苦しんできた、重度のパチンコ・パチスロ依存症者です。
しかしそんな僕もこの記事を書いている現時点で、禁スロ、禁パチを実践して2年半以上を経過することができています。
そして今僕自身が禁スロや禁パチを実践している中で、本当に効果があった方法や考え方などをあらためてピックアップしてみましたので、これを読んでくれているあなたの参考になれば幸いです。
ということで今回は、本気でパチンコをやめる方法について書いていますので、一緒に見ていきましょう!
本気でパチンコをやめる方法とは?
物理的に打てなくするか、思考を変えるか。
結論から言いますと、僕はこの2つしかないと考えています。
このブログの過去記事にもたくさん書いてきましたが、例えばお金を家族に預かってもらう、収支をつける、他の趣味や熱中できるものを探すなど、本当にパチンコやスロットをやめたいと考えている人におすすめしたいことはいろいろあります。
ただですね、あえて言いますと、お金をなるべく持たないようにしましょうとか、他に趣味を見つけましょうなど、これらはあくまで上手に禁スロや禁パチをしていくためのテクニックといいますか、うまく禁スロや禁パチを継続させるためのコツのようなものという側面もあるんですよね。
つまり、ある程度禁スロや禁パチの波に乗れた人、あるいはもう少しで乗れそうな人にとっては、とても効果的かつ実践的な戦術であり、ぜひとも取り入れたい知識や情報となります。
しかし、僕には分かっていますよ。
今まで散々いろんな話を聞き、あらゆることを試し、どれだけやめようと思ってもやめられず、自分で立てた誓いも守れたためしがない、みじめで情けない思いをいっぱいしてきたのが僕らのような依存症者じゃないですか。
そんな僕らにとっては、これはそもそもそう簡単にはいかない話なんですよね。
だからこそ今回は、あえて一旦そういう禁スロ禁パチの実践テクニックやコツともいえる部分を切り離して考えてみる、そしてもっと根本的な部分から考えてみるということをやっていきます。
何度も何度も禁スロや禁パチに失敗して、何十年も悩み、およそ2千万円以上も無駄にしてきた僕が、最終的にたどり着いた「パチンコをやめる方法」が、上述した物理的に打てなくするか、思考を変えるかです。
これからこの2つの方法を詳しく説明していきますね。
物理的に打てなくする
物理的に打てなくするとは、つまりはパチンコ店の無いところで暮らす、行きたくてもいけないところに自分の身を置くということです。
パチンコやスロットで大負けしたときに、自分の顔面を自分で往復ビンタして、「二度と行くものか!」と何度も何度も誓ってみても、ダメでしたよね。
本やネットでパチンコやスロットをやめる方法を読んで、その時は納得してその気にはなっても、次の日にはまた行ってしまいますよね。
「本当にやめる!」、「もう絶対に行かない!」と何度も心に決めましたよね。何回目ですか、それが守れなかったのは。
僕は何百回だったか、それすらももう分かりません。
あとはめちゃくちゃ言い訳(いいわけ)をするじゃないですか。依存症の僕たちは。
これはアルコール依存症にしろ、他のギャンブルやニコチン依存症などにも通じるところなんですが、どうしても理由をつけてその行為をやってしまうという特徴があります。
例えば、今日はむしゃくしゃするから打つ(飲む、吸う)、今日は臨時収入があったから・・・、急に時間ができたからちょっとだけ・・・、今日だけだから・・・、明日からはがんばるから・・・などなど。
何かと理由をつけては、自分に都合の良い言い訳をして、打つ理由を探す。
そして勝ったら勝ったでもっとお金を増やしたい、もっと快感を味わいたいということでまた行くし、負けたら負けたで取り返そうとしてまた行くことになるわけです。(以下無限ループ)
まるっきり依存症の症状ですよね。
だからこそここで一度考えてほしいのは、本気で打ちたくても打てなくするにはどうすればいいかということです。
僕が考えたことは以下のようなものです。
・パチンコの無い島で暮らす。
そもそもパチンコ自体が世界的に非常に特異なものなんですよね。
さすが昔から独特の文化を持つ日本という感じです。
だからこそ、広い視野で考えると、そもそもパチンコの無い国で暮らせば、その間は打つことができないと考えました。(カジノ等の話は今は省きます。あくまでパチンコの話をしますね。)
また、海外移住が現実的でないとすれば、パチンコの無い島で暮らし、船にも乗らない。もしも船に乗ってでも行ってしまいそうなら、数週間から数か月に一度しか定期船が来ないような島を選ぶ。
あとは山奥で暮らし、車などの移動手段を断つとかですね。
とにかくパチンコから自分の身を、物理的にも距離的にも時間的にも遠ざけることが目的です。
ポイントは本気で考えること
ここで注意してほしいのは、これを本当に実行するつもりで考えることです。
本当に実行するならば、今の仕事や生活スタイルは変わらざるを得ないでしょうし、場合によっては家族と別居して一人暮らしとなるかもしれません。
海外に暮らすなら永住権や就労ビザの問題もありますし、言葉の問題もありますよね。
あとはお金の問題も。
島で暮らすならリゾート地を選んで、リゾートバイトなどでお金を稼げれば、お金も貯まって一石二鳥かな、なんてところまで考えてみてください。
本気で真剣に考えれば考えるほど、こう思うはずです。
パチンコにここまでする価値があるのか、と。
もしまだこのように思うことができないならば、いよいよ本当に実行するだけです。
いや、でも、だって、は、やめましょう。
ここではもう言い訳は無しです。
本気でやめる方法の話をしましょう。
パチンコをまだやるか、もうやらないか、移住をするか、しないか。
僕はいつでも真剣に考えていますが、今回は特に本気でパチンコをやめる方法を考えていますからね、どうしても極論で話をすることになります。
そしてですね、僕もこうやって真剣に考えていった結果なんですが、パチンコのためにここまでしたくはない、家族と離れて暮らすのも嫌だなと考えたときに、あらためてこの物理的に打てなくする方法以外にすべは無いものかということを考えました。
そして最終的にたどり着いた方法が次のものです。
思考を変えて打たなくする方法
僕が今の生活を大きくは変えず、自分の中からパチンコやスロットへの依存状態だけを抜き去りたい、排除したい、つまり依存症を克服してパチンコやスロットを完全にやめたいとあらためて考えて、最終的にたどり着いた方法、というか答えがこれです。
もう、打たなくていいという思考状態を手に入れること。
説明すると、パチンコやスロットをもう打たなくていい、もう打ちたくない、もう打つ必要がない、心からそう思えるようになることです。
このように考えることができたならば、たとえパチンコ店のある街で暮らしていようが、自宅の横にパチンコ店があろうが、打たなくてすみます。
今回僕が本当におすすめする方法はこちらの方法です。
「それができれば苦労しないよ!」という気持ち、すごく分かります。いや、この重度の依存症者の僕にそれが分からないはずがありません。(キリッ)
「もう本当にやめたい」、「本当にどうやったらやめられるのだろう。」何十年も真剣に悩んできた僕だからこそ、たどり着いた考えがあります。
依存症は脳の病気
あらためて考えてみてください。
そもそも依存症とは脳の病気、脳の疾患となってしまった状態といえます。
とりわけギャンブルに関する依存症は、酒やタバコなどのように身体に物質的な作用をしている依存とはまた少し違う面があります。はっきり言うと、ほとんど思考(脳)にその原因があるということです。
僕らが体を動かして行動する、その以前に、その行動を決めてしまう脳の問題を何とかしたほうが良いというわけです。
もっと分かりやすく言うと、体が勝手にパチンコ店へ行ってしまっているのではなく、脳が行こう、行きたい、などと考えてしまうから行ってしまうのです。
つまりこの問題の根本は、脳、すなわち僕らの思考にあるということ。
だからこそ、先に考えた方法である、自分の体を物理的に遠ざけるなどの方法は、本当の意味で解決はしにくいものと考えました。
もちろんそういった方法が自分には合っていたという人も実際にはいるでしょうし、少なくともその間はパチンコやスロットから遠のくことができた、そしてそれがきっかけでやめることができたということも起こりえるでしょう。
これに関しても結局突き詰めて考えてみると、きっかけは物理的な隔離から始まったものの、しばらく離れたら熱が冷めたとか、冷静に考えることができていろいろ気がつくことができたということもありえます。
つまりいずれにしても思考の部分にも少なからず関係があるということと、もう一つ考えておきたいのは、物理的に離れていても、ずっと打ちたくてイライラや虚無感に襲われていたとしたら、すごくつらいですよね、ということ。
また、ここでちょっと想像してほしいことがあるんですが、自分の周りで、まったくパチンコやスロットを打たない人を思い浮かべてみてください。
自分の家族や友達、会社の上司や同僚でもいいです。
パチンコやスロットを打ちたくていつもイライラしていますか?
おそらく、パチンコやスロットのことなど考えてもいないと思います。ましてや新台がどうのとか、プレミアがどうのとか、いや、そのような文言すら知らないかもしれませんね。
そしてその人達の状態が本来の正常で健康的な思考であり、僕らが目指すべき思考状態ではないでしょうか。
もし、その人達と同じような思考状態、つまりパチンコやスロット依存症ではない状態に戻れたとしたら。いや、たとえ戻れなくても、少しでも近づくことができたならば。
そこに今回のテーマである、本気でパチンコをやめる方法の神髄があると考えています。
一番良いやめ方とは?
結局のところ、一番良いやめ方、良い状態というのは、パチンコやスロットをまったくやらない人たちと同じように、パチンコやスロットに対してなんとも思わない、何も感じない状態になるということだと思います。
打ちたいという渇望感もなければ、打てないことによるストレスや焦燥感もない、何も我慢することもなく、イライラもしない。
そんな状態に心から、いや実際には自分の脳がそのように回復してくれれば、それに越したことはないと考えます。
このブログでも何度も書いていますが、依存症は一生の付き合いです。だからといって諦めたくはありません。
あなたも同じ気持ちであるならば、ぜひこの思考を変える方法でやめるということを覚えておいてください。
何よりそれが一番パチンコをやめられる可能性が高く、やめた後のつらさや、我慢だけを重ねて結局禁スロ禁パチを失敗してしまうというリスクを減らすことにも繋がりますので、ここが今回僕が一番伝えたいと思っている最大のポイントです。
具体的にはどうすればいいの?
一言で思考を変えるといっても、やはり簡単なことではありません。
簡単にパチンコやスロットがやめられないのはあなたが一番よく分かっているはずです。僕自身も痛いほど身に染みています。
そのうえで、具体的にどうすればいいのかということについて、最後にお話させていただきます。
思考を変える具体的な方法、それは以下のようなものです。
・自分が打ってしまう原因を解決する
順番に解説しますね。
パチンコやスロットに対する認識を変える
パチンコやスロットに依存している以上、何かしらの思い込みや誤った認識をしている可能性が高いです。
僕もそうでした。
パチンコやスロットはお金が増える、楽しい、ストレス解消になる、暇つぶしにちょうどいい、などなど。
全部間違っていました。
そのように思い込み、信じていたんですね。だからなかなかやめられなかったわけです。
そして今、まだまだ油断はできませんが、年単位で禁スロや禁パチが継続できるようになったのは、間違いなくこれらのことに対する認識が変わったからということが理由の一つです。
ではどうすれば認識が変わるかですが、僕の場合は、底つき感を味わって心からパチンコやスロットをやめたいと考え、様々な情報に触れた結果、多くの勘違いや思い込みを認知することができ、その結果として認識が変わったということです。
意識改革といえば聞こえが良いですが、目が覚めたと言い換えても良いですね。
このブログを隅から隅まで読んでもらうのもおすすめです。
まずはパチンコやスロットに対する今の自分の認識を変えること。
これが第一。
自分が打ってしまう原因を解決する
パチンコやスロットについて認識を変えるということは、言い換えれば、自分の中の誤った情報を正しい情報に書き換えるということです。
とりわけ僕の場合は、お金が欲しくてスロットを打っていたんですね。
「お金が欲しくてスロットを打っていた」
はい、ここです。
思いっきり間違っていました。
パチンコやスロットは、パチンコ屋さんの商売(ビジネス)なので、僕らはお金を払う側です。そもそもそういうことすらちゃんと分かっていませんでした。
そりゃ、カモられて当然です。
いや、厳密に言うとカモられてすらもいないんです。ただ単にお金を払う側にいるだけです。パチンコ店の提供するサービスや商材を使用させてもらうので、対価としてお金を払うのです。
電車やバスに乗って目的地まで運んでもらってお金を払っても、お金をカモられたとは言わないですよね。
いろんな認識が誤っていました。
今はよく分かります。その仕組みも、そのビジネスの概要も、収支や経費の試算もしてみました。
紛れもなく、僕らのお金で成り立っていることも理解できています。
だからこそ、もう行きません。
認識が変わりました。
じゃあ、お金が欲しかったらどうするの?
自分でビジネスをすることです。
なにも同じくパチンコ店を始めようというわけではありません。
自分の身の丈に合った、自分が楽しく頑張れる分野のビジネスで、真っ当にお金を稼ぐことです。
すぐにビジネスを始めるのが難しいのであれば、あらためて自分の今ある仕事に向き合って一生懸命がむしゃらに働いてみることでも良いですし、小規模からでもいいので副業を始めるのも手ですね。とにかく自分にできることを考えましょう。
大事なことなのではっきり言いますね。
お金が欲しいなら、自分がサービスなり商材なりを用意して、提供する側に回ることです。つまりお金を払う側ではなく、きちんと、かつ、正当にお金を受け取る側に回ることを考えるのです。
いつまでもお金を払う側、吸われる側、奪われる側、搾取される側ではいけません。
恥ずかしいことに僕は、パチンコやスロットを打って、何時間も遊ぶだけ遊んで、トイレや休憩室まで使わせてもらって、帰りにはお金がもらえるなどと思っていたんですよ!キャアアアア!!
おかしいですよね。
どれだけ自分都合で物事を考えていたか、誤った認識を持っていたかが分かりますよね。
さらにまた負けたなどと悔しがって、ものすごく不機嫌になって。
とにかく、お金が欲しいなら、自分の力できちんと稼ぐこと。
例えば僕がパチンコやスロットを打っていた理由であるお金の問題が、自分のビジネスの収入によって解決できたとすれば、打ちに行く理由や原因が僕の中から消え去りますからね。
そもそもパチンコを始めとするギャンブルは、「簡単にお金が儲かるかもしれないよ」ということをエサにしています。
そんなことはないということに、もういい加減気がつかなければいけませんよね。
パチンコやスロットから離れて、自分がどれだけの努力ができるか、それをいかに楽しめるか、どれだけ良い結果を出せるかなど、そちらのほうがよほど健全で心が燃えてきませんか。
すぐには結果が出なくとも、こうやって一つ一つ自分の中の原因を紐解いていき、問題解決の糸口を掴んでいく作業が重要なポイントだと考えています。
おわりに
長くなってしまったのでまとめます。
①パチンコやスロットをやめる具体的な方法は、物理的に打てなくするか、思考を変えて打たなくても問題がないようにするかのどちらか。
➁結果的に後者のほうが現実的で効果も高い。
③思考を変えるにはパチンコやスロットに対する認識を変えることと、自分の抱える問題を根本から解決していくことの2点がポイントということ。
以上が今回の記事内容でした。
自分の中にある問題を一つ一つきれいにしていきましょう!
そのプロセスも楽しんで。^^
関連記事があります。
それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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