「自分はギャンブル依存症だ・・・もうダメだ・・・最悪だ・・・」
ギャンブル依存症の深い沼にどっぷりと浸かってしまっているときには、このように考えてしまうこともあるでしょう。
何をやってもダメ、何をやってもうまくいかないと。
もうすべてを投げ出してしまいたくなる気持ち、よく分かりますよ。僕もそうでしたから。
本当に苦しいですよね。
ですが、まさに今あなたがその苦しい状況にあるならば、ぜひ僕から伝えたいことがあります。
それは、依存症だからこそ感じられる幸せと、依存症だからこそ得られるメリットがあるということです。
もちろん、あなたがまず第一にやるべきことは、あなたを苦しめる原因となっているそのギャンブルを断つことですが、「それを実行することで得られるものがたくさんありますよ」という話がしたいのです。
あなたの未来に希望を持ってください。
必ず依存症を克服して幸せな未来をつかみましょう。
ということで今回は、依存症だからこそ感じられる幸せと得られるメリットがあるということについて書いていますので、一緒に見ていきましょう!
依存症だからこそ感じられる幸せ
まず「依存症だからこそ感じられる幸せ」とは、「日常の小さな幸せを大きな幸せとして感じられるようになる」ということです。
ギャンブル依存症を克服していくことにより、日常の小さな幸せが本当に尊いものなのだということに気づきやすくなるというわけですね。
依存症である僕たちは、ギャンブルをやっている限りギャンブル以外にはほとんど興味がわかなくなってしまいます。
今まで楽しめていた趣味、家族や友人との時間、やりがいのある仕事、そういったものが心から楽しめなくなっていってしまうんですね。
これはドーパミンなどの脳内物質に関連する話になってくるんですが、要はギャンブルの刺激が強すぎることや、それにひどく執着してしまうことにより、僕たちの本来の脳や感情の作用の仕方が正常ではなくなってしまうことに原因があります。
依存症をなんとかしたいと勇んで、ギャンブル以外に何か趣味を始めようと取り組んでみても、結局はまたギャンブルに戻ってしまうというのもここに原因がありますね。
詳しくは以下の記事もご参考に。
とにかく、何はともあれ、第一にやることは、ギャンブルを断つことです。そうしないと何も始まらないし、何も動き出しません。
そう、すなわちあなたの人生が好転していくことはないということ。
そして今回の話は、そのギャンブル依存症を克服していく過程で、小さな幸せが大きな幸せとして実感できるようになってくるということを知っておいてもらいたいのです。
あなたが依存症を克服することを決して諦めないでほしいし、依存症を克服した先にあるたくさんの幸せに希望を抱き続けていてもらいたいんです。
小さな幸せとは、たとえば子供たちや家族と過ごす何気ない時間、一人で趣味を楽しむ時間、自然の風景を楽しむ時間、ペットとふれあう時間、その他何かに夢中になれる瞬間などなど。
依存症を克服していくことにより、上記のようなたとえ本来は小さな幸せだと思うようなことでも、本当にありがたく、貴重な時間だということを感じられるようになります。
もちろんギャンブル依存症ではない人にも感じられる幸せなんですが、僕たちのような依存症である人には、これを克服してきた過程と合わさって、よりその幸せが幸せだと認識できるというわけですね。
本当につらく苦しいときを過ごしてきているからこそ、平穏な日常の瞬間が尊く感じられるということです。
たとえば今の僕ですと、ギャンブルで財布や通帳のお金が減っていかないこと、なんの衝動に惑わされることなく静かに読書をしたり趣味に没頭できること、家族と他愛ない会話をして過ごしている時間、そういったものが決してあたりまえでないということを理解できています。
その普通こそが幸せだとよく分かっているのです。
僕がもし、依存症という状況ではなかった場合はどうでしょう。
もしかしたら、「ああ今日も暇だな・・・」とか、「何か面白いことないかな~」などと、今ある幸せを幸せだと認識できずにいたかもしれません。
さらには新たな刺激を求めて、そこから飲酒やその他の薬物などへとまた走りだす可能性だってありますからね。
依存症だからこそ、実感できる幸せがある。
とても良いじゃないですか。
依存症になってしまったという事実は変えられませんが、ものは考えようですよ。僕はそのプロセスを経てきたからこそ感じられるようになった小さな幸せを一生大事にして生きていきますよ。
依存症だからこそ得られたメリット
依存症になったメリットなんてあるのかよ、そう思われるかもしれません。もちろん僕も今までは幾度となく自分が依存症であるということに絶望をしてきました。
ただ、あえてですよ。あえて依存症になったメリットを挙げればという話にはなるんですが、たとえばそうですね、他の依存症へのブロックになることも一つ。
たとえばアルコールへの依存、違法薬物への依存、他にも買い物依存やその他の依存という名のつくものについても、それらが自分を間違いなく苦しめるであろうことが理解できるということ。
もうこれ以上苦しみたくないですからね。
こっちの依存がなくなったら、あっちへ依存。そんな具合にやっていたら、常に自分がつらいばかりですから。
対象となる物質やジャンルは違えど、依存症に対しての知識や知見はつくということです。
これにより、他の物事へ安易に依存することに対し、メンタルブロックが効くようになるんですね。
これは長い人生において、とても重要なことではないでしょうか。
一度けがをしたものについては、嫌でもその後十分に気をつけるようになるように。一度騙されたと分かったことに関しては、その後より慎重になるように。一度失敗したと感じたことに関しては、その後軽率な判断をしなくなるように。
つまりは、「勉強した」、「学んだ」ということですね。
依存症の克服とは、すなわち学ぶこと。学んで、理解して、納得して、そこから抜け出すこと。
正しく学ぶことで、そこにはもう愚かな考えや、浅はかな判断、無用な執着心、異常な依存心といったものがなくなっていきます。
無知ではない。これが依存症克服にはとても重要なプロセスなんですよね。
依存症を克服する過程において、学べることはたくさんあります。
これからも僕と一緒に学んでいきましょう。
おわりに
今までに使ったお金、時間、失ってきた人間関係、信用。
大きな後悔はあると思いますが、過去は変えられないので、それらはもう勉強代として、これからの自分の人生に活かすことを考えましょう。そのほうがよほど前向きで建設的な考えですからね。
依存症となって一度つまずいたからこそ、本気になれる。
一度大けがしたからこそ、より真剣になれる。
思い切り苦しんだからこそ、全力で前を向ける。
絶望したからこそ、希望を信じられる。
人生の底付きを味わったからこそ、そこから這い上がる決意が持てるんです。
「自分は依存症だからもう・・・」とか、「どうせ自分なんて・・・」と考えるのはもうやめましょう。
そんな後ろ向きな気持ちになったときにはこう考えてください。
依存症だからこそ
です。
依存症だからこそ感じられる幸せがある。
依存症だからこそ得られたメリットや経験値がある。
依存症だからこそ理解していることがある。
依存症だからこそこれから真に強く生きていける。
あなたの未来はあなたが決めるんです。
未来は自分次第ですからね!^^
他にも関連記事があります。
それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
コメント