「パチンコやスロットが絶望的にやめられない・・・」
僕の20年以上の悩みでした。
パチンコやスロットに負け続けて、どれだけ経済的に困窮しようとも、どれだけ絶望に打ちひしがれようとも、どれだけ情けない思いをしようとも、本当に絶望的にやめることができませんでした。
「もう、一生やめられないのかな・・・」
何度諦めかけたか分かりません。
しかし、そんな僕があることをきっかけに、現在3年以上ギャンブルを一切やらずに生活ができています。
それは今思えば、僕がギャンブルをやめるきっかけになったこととも言えます。これからそのあることについて詳しくお話ししますね。
ということで今回は、僕がパチンコやスロットをやめたきっかけについて書いていますので、一緒に見ていきましょう!
僕がパチンコをやめたきっかけ
僕がパチンコやスロットをやめたきっかけは、パチンコやスロットは絶対に勝てないものということを完全に理解したからですね。
パチンコやスロットが絶望的にやめられなかったときには、心の中で「まだ勝てる」、「うまくやれば勝てるはず」、「少しでも勝ちたい」、そんな気持ちがあったんですね。
つまり、
自分が勝つことが前提にあったということ。
今まで何十年も散々負けてきて、明らかに負け額のほうが上回っていることは分かっているんですよ。僕の場合でしたらそれが2千万以上のマイナスですからね。それでもやめられないのはなぜなのか。
それが、まだ勝てると思っていることだったんですね。
決して全部じゃないんですよ。今までの負け分を全部取り返せるなどとは思ってはいないし、それを心底願っているわけでもない。
ただただ、目先の勝ちにこだわっていたということ。
今日の勝ち、今月の勝ち、数万円の勝ち、そういった目先の、本当に一時の勝ちに目がくらんでいたわけですね。
今思えばこれが本当に良くなかった。というか、これこそがギャンブル依存のトリックとも言えます。
「今日だけでも勝ちたい」、「この前の負け分だけでも取り返したい」、「1万円だけでもいいから勝ちたい・・・」。
そこにあるのは常に自分の欲望と願望、そして完全なる自分都合の思考。
そんな気持ちが心の中にあるかぎり、パチンコやスロットはやめられなかったわけです。
そこには今までの大きなもうどうしようもない負け額の記憶は無く、ただただ目先の金、直近の勝ちだけに執着していたのです。
「この間負けたから、今日は勝てる」などと、根拠の無い希望的観測ばかりが頭を支配しています。
その思考と行動の繰り返しがパチンコやスロットを延々とやめられなくしていたということが、今になっては本当によく分かります。
ましてや、たとえそこで数万円勝ったところで、それは次にそれ以上負けるための種にしかならないわけで、そもそもパチンコやスロットはそういう仕組みになっていて、負けさせるために時々はお客に金を与えているだけだということに気づいていませんでした。
つまり、その日数千円や数万円勝ったところで、
それはそもそも勝ってもいないということ。
勝った負けたの定義がおかしかったとでも言いましょうか。
僕がその日に勝ったと思っていたことは、実はそれ以上に負けるためのただの相手の給餌作戦、手中なわけで、それを自分が勝ったと認識しているからヤバい話だったと。
何も勝っていないんです。
その日だけ財布の中身が数万円増えたことも含めて、【全て僕の負け。相手の勝ち】だったということです。
その証拠が、今までの負け額の総額ですよね。結果はもう圧倒的かつ明らかに、そしてもうずっと前から出ていたわけです。
これに気がつかなかった。本当に。
それが僕がパチンコやスロットをやめられなかった原因です。
勝ったという定義が変わると
僕が今まで、「今日は数万円勝ったぞ、しめしめ」と思っていたことが、実はそれは勝ちでもなんでもなく、ただ相手が次にそれ以上のお金を奪うために僕に渡していただけのエサだったと気づいたとき。
僕の中での勝ちの定義が変化したんですね。
「なんだ、これは勝ちではなくて、これも含めて全部相手の手中、僕の完全な負けだったか」と。それに気がついたことが本当に僕のパラダイムシフトでした。(※パラダイムシフト・それまでにあった見方や価値観が大きく変わること・固定観念が破れること)
じゃあ、もう100%勝てないじゃないか。
というか、自分の勝ちという定義すらも無くなってしまった。
100%相手が勝つ勝負。相手が自分から奪うだけの搾取ゲーム。自分は100%奪われる側。今までも、これからもずっと。
そうなると、いかに愚かな僕でも思いますよね。
いや、なにがおもろいんやこれ。と。
100%自分が負けるだけのゲームですよ。
言ってみれば、じゃんけんで「あなたはずっとグーを出してね。私はずーっとパーを出すから」と言われて、それに大金を賭けて延々と勝負しているような、正気じゃないゲームですよ。
それを今まで疑いもせず、抜け出すことができず、二十数年間もやってきたわけですからね。我ながら正気じゃないですよね。
でも今はそれがいわゆるパチンコの洗脳だったということを知っていますから。洗脳がゆえに成せることだったわけです。
それを今はよく理解しています。だから僕はもうパチンコやスロットを打たなくて大丈夫なんです。打たなくてもまったく問題ないです。
100%自分が負ける勝負。つまり絶対に勝てない勝負だということを完全に理解したとき。
圧倒的に冷めましたね。というか、それがまさに洗脳が解けた瞬間ですね。認識が変わった瞬間ともいいます。
絶対に勝てない勝負に魅力も面白さも楽しさも価値も無いですからね。
だからこそ、そこにはもう期待も願望も熱中も執着心も一切生まれないというわけです。
それが、依存心が無くなるということですね。
そうやって僕はギャンブル依存症を克服する大きな大きな、本当に大きなチャンスを掴むことができました。
認識が変化すると
僕がギャンブル依存症を克服するための、つまりパチンコやスロットをやめるきっかけになったのは、パチンコやスロットには絶対に勝てないということを心から認識できたことでした。心から納得できたといっても良いでしょう。
一度自分の認識が変わりだすと、早いんですね。次から次へと、今まで理解できなかったこともよく理解できるようにもなってきます。今まで見えていなかったものが見えてくるということです。
例えば、パチンコやスロットで万が一に勝つことがあったとしても、それが1ミリも喜ばしいことではなかったということも理解できてきます。
パチンコやスロットでは絶対に勝てない。たとえそれでお金が増えたとしても、それが地獄の始まりだとなれば、もうどうしようもないですよね。
100%やる価値の無いもの。
僕の中でパチンコやスロットが、このような認識になってしまったのです。
この状態では、打ちに行こうとは思いませんよね。打ちたいとも思いません。
ぶっちゃけ、
「いや、なんでやらないといけないの?」
というレベル。
本気であなたにもそうなってほしい。
それが今の僕の願いです。
本当のきっかけの話もします
僕は絶対にパチンコやスロットでは勝てない、そしてたとえ勝ったとしてもそれは地獄となるだけということを完全に認識できたときから、あれだけできなかった禁パチや禁スロができるようになってきたわけです。
そしてこのきっかけに至る本当のきっかけとしての話になりますが、それは僕と同じくギャンブル依存症に苦しみながらも、必死に戦っている人たちのブログ記事をたくさん読んだことです。
そこには皆僕と同じ悩みを抱え、それでも必死に依存症と戦う姿がありました。
そして同じ悩みを持っている人たちだからこそ、気になることが出てきます。
それは、「どうやってパチンコやスロットをやめていったのか」ということ。
その疑問を意識してたくさんの先人たちの話すことを聞いていると、皆一様に同じことを言っていることに気がつきます。それが、
「パチンコやスロットには絶対に勝てないということを理解した」ということでした。
さらには、「勝つことを諦めたときから、やめることができた」。(諦めるとは決してネガティブなことではなく、明らめる、つまり真理を明らかにするという意味合いも)
そして極めつけが、パチンコやスロットからは、
「逃げるが勝ち」
だと。
僕はもう涙が出ましたよ。
「ああ、そうだったのか」ってね。
同じ悩みを持った先人たちが、人生をかけて導き出した答えを示してくれていたんですね。僕は幸運にもそれを知ることができた。
そして、ようやく気がつくことができたわけです。
パチンコやスロットには絶対に勝てないこと、むしろ絶対に勝たないほうが良いこと、そこに本当の意味での勝ちはないこと。
人間の認識というものは興味深いもので、一点、たった一点でも、認識が変わることで、そこにほころびが生まれるんですね。
そうなると、結構早いんです。あらゆることに気がつきだすのがね。
例えば信用していた人に裏切られていたと気がついたとき、それまでにあった信用や信頼は、ボロボロと崩れていきますよね。そんな感覚です。
その結果として、今の僕は、パチンコやスロットになんの期待も願望も無いし、なんの役割も価値も見出せません。だからもう打たないし、打ちたくならないし、打とうとも思わないのです。
あなたにもぜひ気づいてほしい。
そう、僕に気づかせてくれた先人たちのように、次は僕があなたを気づかせる番ですから。
おわりに
パチンコやスロットには絶対に勝てないこと、むしろ絶対に勝たないほうが良いこと、そういったことに気づくことができれば、脱ギャンブルの大きなチャンスが生まれてきます。
ポイントはあらゆることに気づくこと。それによってあなたの認識を確実に変えることですね。
このブログがあなたの脱ギャンブルのきっかけになることを願っています!^^
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それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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