「禁スロ、禁パチ、辛い(つらい)苦しい・・・。」
分かります。
いつまで続くのかも分からない、終わりの見えない苦痛に人はとても弱いものです。
僕も随分と長い間、悩んできました。
しかし悩みぬいた末に、僕なりにその苦しみや辛さの原因と、それらを緩和させ、禁スロや禁パチを成功に近づける知識と可能性を得ることができました。
最初にことわっておきますが、何がどんな効果があるのか、それは人それぞれですし、ギャンブル依存症に特効薬はありません。
ただ、少しでもあなたに参考になる可能性があるならば、僕はこのブログであらゆる考えをお伝えしたいのです。
ということで今回は、禁スロや禁パチが辛く苦しいと感じる原因と、その解決方法について書いていますので、一緒に見ていきましょう!
禁スロや禁パチが辛く苦しい理由
禁スロや禁パチが辛く苦しいと感じてしまう理由として、僕が一番重要と考えていることが以下のことです。
スロットやパチンコを打つことを我慢している。
そう、ただスロットやパチンコを打ちに行くことを我慢しているだけの状態です。
打ちたくて打ちたくて仕方がない、でも経済的状況や日常生活に何かしらの影響が出ているため、できることならばやめたい、そのような状況。
打ちたいけど、打てない、打たない。
僕の経験上、この状態で行う禁スロや禁パチはいつも長くは続きませんでした。
お金を持たない、何か代わりになる別の趣味を探すといったことをしても、しばらくしてお金が手元に入ってきたり、趣味に飽きたタイミングなどで、また堰(せき)を切ったようにパチンコ屋に通う生活に戻っていました。
行きたいけど、行けない。
行きたいけど、行かない。
繰り返しになりますが、とにかく前提として行きたいという感情を、意思や根性、物理的な行動でなんとか抑えている状態。
僕はこの状態は、非常に脆いものと経験上から考えています。
例えばお金が入ってきて物理的な制限がなくなったとき、あるいは何かの拍子に意思が緩んだとき、仕事や人間関係でストレスを感じたときなど、簡単に自分で決めたことを破り、パチンコ屋へ足を運んでしまっていました。
だからこそ一番の問題は、そもそも【行きたい】、【打ちたい】という感情を何とかすることだと考えます。
その意味を次で解説していきますね。
我慢しない禁スロ禁パチがベスト
以下の状況を想像してみてください。
スロットやパチンコを、
①打ちたいから、打つ。
②打ちたいけど、打たない。
③打ちたくないけど、打つ。
④打ちたくないから、打たない。
①は打ちたくて打っている状態。
禁スロや禁パチとは対極にいるが、ある意味欲求を満たしているので幸せな状態です。
②は打ちたいけど、打てない、あるいは打つことを我慢している状態。
これが今回僕の言いたい、一番心が無理をしている状態です。
欲求を力や行動で無理やり押さえつけているだけなので、何かの拍子に砕けやすい。
我慢の真っただ中にあって、他に何らかのストレスが降りかかれば抱えきれなくなり、すぐに禁を破いてしまうこともうなずけます。
そして自己嫌悪の繰り返し・・・。
僕はこの状況にいる人が、一番禁スロや禁パチに苦労すると考えています。
後で説明しますが、いかにこの②の状態を抜け出すかということがポイントになります。
③は打ちたくないけど、打っている状態。
例えば彼氏に頼まれて、嫌々スロットを打っているような状況の女性を想像してみてください。
心では打ちたくないと思っているので、スロットを打っているその時間は苦痛かもしれませんが、その時点では依存状態とはいえませんので、それほどの問題は無いでしょう。
そのままスロットやパチンコにハマってしまわなければの話ですけどね・・・。(汗)
そしてもう一点、本当にもうスロットやパチンコなんてやめたいと考えている人、つまり本当はもう打ちたくないけどどうしても打ってしまうという人もここに当てはまることもあります。
その場合は②と同じく、苦しみがあります。
依存状態にあるという意味では、これも②に当てはまるので、同じく後述するポイントをご覧ください。
そして最後の④です。
僕が目指す禁スロ禁パチのポイントは、いかにこの④の状態に自分の身を置けるかだと考えています。
打ちたくないから、打たないだけ。
そもそもスロットやパチンコを打ちたくないので、自ら打ちに行くことをしませんし、望みません。
たとえ誰かに誘われても、「いや、そんなもん行かないし(笑)」と笑ってきっぱりと断れることでしょう。
つまり、禁スロや禁パチに対して何も我慢が無い状態。
スロットやパチンコに関して、何も抑えているものは無いし、何かのストレスが降りかかったとしても、弾けるもの(爆発する欲求)がありません。
頭の中にスロットやパチンコを打つという選択肢が無いのです。
これは今までスロットやパチンコを打ったことがない人の感覚に近いかもしれませんね。
生きていれば大なり小なり、皆それぞれ何らかの問題やストレスは抱えています。
ただ、その行きつく先が、パチンコ屋ということがあり得ない、そんな選択肢がまったく出てこない人。
そもそもこういった人たちは、禁スロや禁パチに苦労していないですよね。
スロットやパチンコに関して、何の我慢もしていない状態。
ここが今回の最大のポイントです。
もうお分かりかもしれませんが、今回僕が伝えたいことは、この④の状態を目指しましょう、それこそが僕が考える一番苦労や苦痛の無い、禁スロ禁パチのスタイルだという提案です。
心から打ちたくないので、打たない。
結果として、禁スロや禁パチができている、そんな状態。
ただ、そんな状態に誰でもすぐになれるならば、苦労しませんよね。
僕はその気持ち、すごく分かります。
僕もずっと悩んできたことですので。
しかし、自分自身が色々悩んで実行してきた経験から、逆に今回のことは自信をもって話しているつもりです。
それではここからは、その④の状態に少しでも近づけていくためには何をすればいいのかということについて書いていきますね。
我慢しない禁スロ禁パチのポイント
それではここからは、上記の➃に該当する我慢の無い禁スロや禁パチ、つまり可能な限り辛さや苦しさを感じない禁スロや禁パチの状態に自分を持っていくにはどうすればいいのかということについて考えていきましょう。
まず、➁のように我慢している状態というのは、スロットやパチンコを打ちたいという欲求を抑えている状態ですよね。
その欲求を抑え続けている状況こそが、辛く苦しいと感じる原因でもあります。
そこで、「もう絶対に行かないぞ!」とただただ我慢をするのではなく、もっとその入り口のところ、つまり、そもそもスロットやパチンコなどに行きたいとすら思わなくなればいいのだと考えています。
そしてその方法ですが、
【スロットやパチンコに対する認識を変えること】
これが今回お伝えしたいことです。
具体的には、スロットやパチンコに対して、今まで思っていたことを180度変えていくことです。
スロットやパチンコは、
・おもしろい→つまらない
・儲かる→お金が減る
・ストレス解消になる→ストレスをためるだけ
・暇つぶしになる→時間の無駄になる
・勝てるもの→勝てないもの
・勝ったら嬉しい→勝ったら地獄
・現実逃避できる→さらに問題を増やすだけ
・自分はお客→ただの奴隷
・勝負したい→絶好のカモ
ただ、スロットやパチンコを全否定しているだけに思われるかもしれませんが、それとは少し違って、自分の中で行ってしまう原因となっている考えをひっくり返すことが目的です。
僕が行ってしまう理由として、お金を増やしたい、ストレスを解消したい、現実逃避したい、そんな考えがありました。
少なからず、~したいという願望があったんですね。
その願望は、叶わない。
スロットやパチンコでは、その願望は絶対に叶わない。
その理由を知ったとき。
そのことに気がついたとき。
その意味を理解できたとき。
僕の中で、スロットやパチンコに関する欲求が、すーと、冷めていきました。
今までは、スロットやパチンコを打つことで、得られると信じていたものがあったわけですね。
それがお金であったり、楽しい気分や、現実の問題の解消などなど。
それがすべて幻想であったことに気がついた。
今は騙されていたことに気がついて良かった、というよりは、真実を知れて良かったとすら思っています。
スロットやパチンコに対して、何かしらの、いや、多くの期待をしていた自分。
台の知識ばかり増やして、スロットやパチンコというビジネスに対する知識が足りなかった自分。
完全に自分の思い込みで、自分の都合の良いように認識していたこと。
そういったことにひとつひとつ気がついて、認識を変えていった結果が、今の僕にある、【苦しくない禁スロ禁パチのスタイル】です。
とにかく今はスロットやパチンコに対して、完全に必要の無いものと認識しています。
何も得られないし(奪われるだけ)、人生をできるだけ有意義なものにしたいと考えるならば、まったく必要の無いもの。
幸せな人生を望むなら、まず近寄っちゃいけない場所。
お金が欲しいなら、少しでもやりがいを感じられるまっとうな方法で稼げばいいし、その方法が分からなければ勉強して知識を得ることから始めればいい。
スロットやパチンコにはもう、何も望んでいないし、何の期待もしない。
むしろ恨みも怒りも無くなってしまった、そんな凪のような状態。
空気。
だからこそ、過去に我慢、我慢でやっていた、辛さや苦しさが、無い。
これは、僕の中ではとにかく大きな変化ですし、同時に一番効果を実感している方法でもあります。
我慢しない禁スロ禁パチの方法は?
今回の最大のポイント、そして我慢しない禁スロや禁パチをするための方法は、スロットやパチンコに対する認識を変えることです。
そしてそのやり方は、とにかくスロットやパチンコというものをよく知ること、それらに関する知識を増やすこと、自分の脳でしっかりと理解することです。
あえて誤解を恐れずに言えば、
もっと賢くなりましょうということです。
これは僕が一番感じていることです。
「騙されていた!ハメられた!」などという感情ではなく、「いやー、俺の知識不足だった」、「知らないことが多すぎたわ」、「完全に自分都合の思い込みをしていたな」、分かった今はそんなふうにも思えるのです。
だからこそ、認識を変えるには、まず知識を得ることが大事です。
書籍、ネットからでも知識は得られます。
病院や相互扶助の会なども利用することができます。
ただし大前提として、本当に今の自分を変えたいと思うこと、依存症を克服したいと思うことが大切です。
素直に、聞く耳を持って。
ちなみに僕が一番ためになったもの、僕に一番多くの気づきを与えてくれたもの、認識を大きく変えてくれたもの、それは、ギャンブル依存症と戦う人たちのブログでした。
僕とまったく同じ症状に悩んでいる人、同じ苦しみを味わっている人、なんとかして立ち直りたいと必死に生きている人たちの生の言葉の数々は、僕に気づきと知識、そして依存症と戦う勇気を与えてくれました。
だからこそ僕も同じく、このブログという形で同じ悩みを持つ人たちに伝えていきたいし、僕なりの考えや経験も情報として発信していきたいと考えています。
認識を変えること、その一つの手段として、本気で依存症と戦っている人のブログを読むことをおすすめします。
このブログもその内の一つになれれば嬉しいな、そんなことを考えながら書いています。
どこかの誰かに少しでも、届くことを願って。
おわりに
今回はとても長くなってしまいましたので、もう一度まとめておきますね。
- 禁スロ禁パチが辛く苦しいと感じるのは、そこに我慢があるから。
- 我慢しないためには、認識を変えることがポイント。
- そのおすすめの手段として、ブログを読むこと。
という内容でした。
このブログでは、他にも僕が考えていることや役に立ったこと、ためになった話や知っておきたい知識などを発信していますので、ぜひ他の記事も見ていってくださいね。
あなたの認識を変えるきっかけになれば嬉しいです。^^
関連記事があります。
それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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