「そういえば、なんでパチンコやスロットを打つようになったのだろう。」
禁スロ禁パチにもある程度慣れてきた今、ふと、こんなことを考えました。
自分がパチンコやスロットを打つようになったきっかけ。
今となってはもはやどうでもいいことのような気もしますが、逆にそういったことを振り返って分析しておくことで、さらに自分を客観視でき、今後同じ過ちを繰り返すことの抑制にも繋がるのではないかと考えました。
ということで今回は、僕がパチンコやスロットにハマったきっかけについて考えてみましたので、一緒に見ていきましょう!
パチンコを打つきっかけは親の影響
僕がパチンコを打つようになったきっかけを振り返ってみると、それはやはり親の影響でした。
父親がパチンコや競艇が好きで、僕が小中学生の頃の父親に対する記憶は、仕事に行っているかギャンブル場に行っているかで、ほとんど家にいなかったことが強く残っています。
母親はいつもあきれていました。
父はパチンコで負ければ機嫌が悪く、しかし、たまに勝ってきたときにもらえるお菓子やチョコレートが僕は楽しみでもありました。
そんな幼少期を過ごすうちに、どうしてもパチンコというものが身近に、そしておそらく楽しいものという刷り込みが出来上がっていったのだろうと考えています。
あとはたまに母親とパチンコ屋へ父を迎えに行くこともありましたし、その際に内緒で少しだけ打たせてもらったりもしていたんですよね。
今では考えられないことですが、昔はその辺りのことは本当にゆるゆるで、当時の僕の友達たちの家庭でも、結構似たようなことは行われていたと記憶しています。
子供ながらに感じた、大人の遊び場という感覚。
タバコの煙の漂う、怪しくもエキゾチックな空間。
そういった記憶の積み重ねがきっかけであったことは、僕の中では否定できません。
本格的に自分で打つようになる
そして十代も後半に入り、自分でお金を稼ぎ始めたと同時に、至極当たり前のようにパチンコ屋へ自ら足を運び入れることとなります。
そこで初めて経験した、大勝ち。
まあ、本当にハマったきっかけはと聞かれれば、多くの人と同様に、このタイミングだったのでしょう。
あとはもう言うまでもなく、暇さえあれば、金さえあればです。
最初のほうは親と同様、スロットではなくパチンコにハマっていました。
彼女ができても、結婚しても、子供ができてもやめられず・・・。
ずっとずっと長い間、僕の人生にパチンコやスロットがありました。
当時の心理状態を考える
僕の十代後半、つまりパチンコにハマってしまった当時の心理状態を考えてみます。
・悪いことが格好良く思えた。
・早く大人と同じことがしたかった。
・無力感を感じていた。
この頃の自分は、本当に無力感を感じていて、早く大人になりたかったという記憶が大きいです。
そして車に酒にタバコにギャンブル、あとは女性関係も入ってきますが、とにかく自分の中にある大人のイメージをどんどんと実現したいという心理状況。
自分の力で、自由に生きたい、自由に振舞いたいという欲望。
しかし慣れない仕事で抱えるストレスや、自分の無力感、そして孤独や寂しさ、そういったものもたくさんあったのだろうと考えます。
そしてそれらを解決してくれるものと信じていたパチンコ屋に、どっぷりと浸かっていくことになります。
大当たりしているときの無敵感や賑わいは、ちっぽけな自分という人間を打ち消してくれるようにも感じていたのでしょう。
いくら負けても、またあの感覚を味わいたい、無敵感を感じたい、お金を取り返したい。
そのようなことを考えながら、来る日も来る日もパチンコ屋へ足を運んでいました。
自分が完全に依存症であるということに気がつくのは、ずっとずっと何年も先のことです。
当時の自分に足りなかったもの
パチンコにハマってしまった当時の僕に足りなかったものは何なのか。
・考える力
・視野の広さ
・お金の使い方
・世の中の仕組み
今、過去の自分を振り返って考えてみたとき、足りなかったものがいくつか浮かび上がってきました。
当時は現在のようにネットは普及していなかったですし、それゆえに親の影響力は強く、そして自分が情弱だったことを感じます。
そしてパチンコをするような親だったからこそ、その親からは本来のお金の使い方(良い使い方)を学ぶ機会もなかったですし、何が良くて何が悪いかの判断もできない、視野の狭い人間だったことにも気づきます。
さらにパチンコ屋を含む世の中の仕組みや、そういったことを自分で考えて理解するということもできませんでした。
その結果として、甘い言葉で誘惑するパチンコ屋のエサとなっていたわけですね。
親と同じ轍(てつ)を踏み、必要のないストレスとお金の苦労を自ら抱え、より無力さと絶望感を引き寄せながら、長い間生きてきました。
今思うことは、自分がいかに勉強不足だったか、考える力や見抜く力が無かったか、そしていかに甘かったかということです。
若かった、といえばそれまでなのかもしれませんが、今の本気の禁スロを始めるまでは実際にやり続けてしまっていたわけですから、年齢がすべてでもなさそうです。
つまりは、自分の力不足、認識不足、情報不足だった。
突き詰めれば、こういったことが見えてきました。
だからこそ、学びましょう。
自分の経験から、他人の失敗から、親の過ちから。
今の自分の年齢は関係ありません。
いつでも、気づくこと、学ぶことが出来さえすれば、禁スロや禁パチなど、案外苦労するようなものでもないのかもしれませんよ。
おわりに
あまり思い出したくないこともありましたが、僕の経験からお話させていただきました。
過去の自分を振り返ってみたとき、思わぬ気づきを得られることもあります。
過去の自分が、教えてくれること。
それって一番大事なことなのかもしれませんね。
あなたも一度、スロットやパチンコにハマったきっかけを思い出してみてください。
そしてもし今のあなたに足りないものがあるならば、それを学んだり、得る方法を考えてみてください。
そういった地道な作業の一つ一つが、自分自身の依存症回復への重要な土台作りのポイントだと僕は考えています。
ギャンブル依存症に特効薬は無い、全員が同じ方法でうまくいくものでもない。
そういわれることからも、自分と本気で向き合い、自らの力をつけていくということがとても大切だと思うのです。
あなたの参考になれば。^^
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ということで今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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