「どうやったら禁パチできるの・・・」
随分長い間僕が考え続けていたことです。
長い間その答えがなかなか見つからなかったために、長年パチンコやスロットをやめられなかったと言ってもいいでしょう。
でも今現在3年以上ギャンブルをやめてみて、すごく実感していることがあります。
それは、僕がパチンコやスロットにハマっていた大きな要因として、「現実逃避」があったということ。
自分の現実逃避癖が、ギャンブルをやめられなくしていた。
今振り返ると、それがよく分かります。
そしてそれは逆に言えば、「現実逃避をやめたらギャンブルもやめられた」とも言えるということです。
僕のこの経験があなたの禁パチにも役に立つかもしれません。ぜひこのことを一緒に考えてみましょう。
ということで今回は、禁パチしたいなら現実逃避をやめないといけないということについて書いていますので、一緒に見ていきましょう!
パチンコは現実逃避だった
僕は二十年以上、パチンコやスロットを始めとするギャンブルをやめられないことに、本当に悩み続けてきました。
お金の面でいつも苦労し、人間関係もうまくいかず、家族にもたくさん迷惑をかけてきました。
自分の愚かさに本当に辟易し、自己嫌悪と後悔をひたすらに繰り返す日々。そんな生き方をしていては、人生がうまくはいかないのは必然。
ただ、諦めたくはなかった。
本当に、何としてでもパチンコやスロットをやめたかった。その気持ちだけはずっと僕の中にあり続けていました。
しかしそれでもやめられないのが、ギャンブル依存症というもの。
僕が諦めてしまうのが先か、依存症を克服するのが先か。僕のこれまでの二十数年間は、ずっとそのような狭間にあったと言っても過言ではありません。
そして、実際にようやく本気の禁パチ禁スロに踏み切ってから、今3年と数か月、この間もいろんなことを考え、そして分析してきました。
そこでようやく見えてきた答えが、「僕がパチンコをやめられなかったのは現実逃避だった」ということ。
僕の中の現実逃避癖が原因
現実逃避癖が僕にはあったのです。
高校中退から始まり、仕事も本当に続かない。職場を転々として生きてきました。
そこにあったのは、いつもギャンブルと現実逃避。いや、現実逃避のためのギャンブルだったのではないか。今はそのように考えているというわけです。
この結論に行きついたのは、自分自身の経験だけでなく、同じギャンブル依存症に悩む多くの人たちの話もたくさん聞いて、僕なりにずっと考えてきた結果です。
ギャンブルにハマる要因は、「お金が欲しい」、「楽しい気分を味わいたい」、「寂しさを紛らせたい」など、本当に人それぞれです。そして性格も本当に人それぞれ、真面目な人もいれば、ヤンチャな人もいる。性格の明るい人もいれば暗い人もいる。
その中で僕も含め、一体なにが多くの人をギャンブルに走らせ、ギャンブルにハマらせ、そしてギャンブルから抜け出せなくしているのかということを、ずっと考えてきたわけです。
そこで最終的に見えてきたことが、現実逃避という言葉。
これは僕が見てきた、パチンコやスロットを先にやめていった先人たちに共通している点でもありました。
まず、パチンコやスロットをやめられた多くの人たちが、「底付き」を経験しているということ。
底付きとは、まさに人生で落ちるところまで落ちて、何もかもを失い、本当に絶望に打ちひしがれているような状況を表します。そしてギャンブル依存症を克服していった多くの人たちが、人生のどこかでこれを経験しているという事実。
僕も例外ではありません。
大金を失い、長い年月という時間を無駄にし、残ったのは借金と絶望だけ。その状況、つまり自分の中の「人生の底」といえる状況を経験しました。
そこで、本当の意味で考えるんです。いや、考えざるを得ない。それが人生のどん底という状況なんですよ。
本当にこれから自分はどうするのか、本気でどうしたいのか、本当にこのままでいいのか、自分の人生本当にこれでいいのか、そういったことを死ぬほど自問自答せざるを得ない状況。それが自分の人生のどん底というものなんですね。
どん底で気づくこと
そしてそのどん底で、ようやく気づくんです。
今まで、自分があらゆることから逃げていたことに。
僕がパチンコやスロットを打っていた理由もそうです。
お金が欲しいが、それを本気で手に入れるための努力をすることから逃げていた。本当にお金が欲しいのなら、希少価値のある資格を取って転職したり、自分でビジネスをすればいいんですが、それをしようとはしない。
ただただ、パチンコやスロットに、勝手な期待をし、そしてカモられ続ける。
パチンコという産業は、そもそもそういう考えの甘い人たちをターゲットにした商売ですからね。これも今ならよく分かることです。現実を直視できない、夢見る人をターゲットにしたビジネス。
パチンコ屋は人を騙して儲ける商売?いや、言いようによってはそうもなりますが、僕はもう納得していますよ。
自分が無知すぎた。
パチンコ屋が全て悪いのではなく、むしろ無知な自分が悪かったのだということを、今は本当によく理解しています。
だからパチンコ屋さんを恨んでもいません。むしろ、今まで申し訳なかったと思っているくらいです。本当に。勝手に打ちに行って、勝手に負けて、勝手にぼやいていたわけですからね。
本当に悪いのは誰だ。
本当に問題なのはなんだ。
このことを本当に真剣に考えないといけなかったのです。
つまり、本当に悪いのは無知な自分であって、夢を見て現実逃避をし続ける自分に問題があったということ。
これを心から理解できたとき、やっと、本当にやっとですよ。
僕は禁パチができるようになったのです。
本当の原因が明らかになったからですね。
原因が分かれば対処できる
本当の原因はパチンコ屋ではなく、パチンコ屋にあるパチンコ台やスロット台でもなく、パチンコ玉でもコインでもなかったのです。
自分が勝手にパチンコやスロットに期待して、現実から逃げていただけ。
僕の場合はそれがお金です。
お金があれば、もっと良い生活ができる。お金があればもっと人生を楽しめる。もっとお金があれば・・・。
本当にお金が欲しいのなら、勉強して自分のビジネスを成功させればいい。
そう、まさにそれこそパチンコ屋さんのようにね。
自分がお客さんになってちゃダメなんですよ。その時点で、もう負けが確定している。人生という勝負においてのね。
僕は人生の底付きを味わったあと、本当に考えました。
自分に悪いところがあるならば、全力でそこを直そう、現実を直視して、できることをしよう。
自分の人生に、しっかり向き合おう。
死ぬ気でやってやる。
最後にたどり着いたのがこの考えです。
すでにパチンコやスロットを人生から排除した多くの先人たちが、一度は本当に人生のどん底を味わい、そしてそこで本気で自分の人生に向き合う覚悟を決め、そこから人生を変えていったということを、僕はようやく理解できたのです。
まさに今の僕もそうです。
自分の本当にやりたい仕事をしよう、自分の理想の人生になるようにしようと努力をしていますし、そのために毎日の貴重な時間を使っています。
そこにはもう、パチンコ屋に行く時間も、行きたい気持ちも、行く必要性も、1ミリも生まれない。
だ・か・ら、禁パチ禁スロができていると。
なんとか分かってもらえるでしょうか。
これが本当に一言で言うと、
現実逃避をやめたらパチンコがやめられた。
という意味になるということを。
どうか、あなたに伝わりますように。
おわりに
僕の場合はお金がギャンブルをする一番の理由でしたが、人によっては他にも例えば人生が楽しくないという理由や、寂しさを紛らすためという理由もあるでしょう。
しかし、それでも一度は考えてほしいのです。
本当にそれはもうどうしようもないことなのか、自分の中にどこか改善できることはないか、まだ全力でやり切ったとは言えないことはないかということを。
そしてもう一点、パチンコやスロットを打っていれば本当に、
あなたのその問題は解決するのか
ということ。
僕の問題はパチンコやスロットでは決して解決できないことが分かりましたし(むしろ問題を大きくするだけ)、その手段が間違いだったということもよく理解できました。
そもそも現実逃避をやめて、現実に向き合い、現実を変えていかないと実現できないものだったということ。
だからもうパチンコやスロットはやらないんです。
もしあなたがこの話に思い当たる節があるならば、僕と同じくそこがあなたの脱ギャンブルの糸口になるかもしれません。
そして、あらためて本当に自分の生きたい人生を生きていきましょう。
そこにはもう本当の意味でパチンコやスロットは必要なくなるはずです。
僕のリアル経験談でした!^^
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それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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