「スロットをやめる明確な理由」
あなたにはありますか?
僕にはあります。いや、厳密に言うと、僕の明確な理由は、禁スロ禁パチをする最後のほうでようやくできてきました。
つまりそれまでは、言わばスロットやパチンコをやめる明確な理由が無かったとも言えます。明確な理由が無かったがために、スロットやパチンコをやめられないでいたのだとすれば。これは禁スロ禁パチをするうえで、とても重要なポイントと言えることにもなるでしょう。
ということで今回は、スロットやパチンコをやめるには明確な理由が必要であるということについて書いていますので、一緒に見ていきましょう!
スロットやパチンコをやめる明確な理由が必要
スロットやパチンコをやめる明確な理由が無ければ、それは願望とも言えるものとなってしまいます。
つまり、「スロットやパチンコをやめたい」ということです。あるいは、「やめられるならやめたい」という程度のものとなってしまうかもしれません。
やめたいのならやめられるんじゃないの?と思われるかもしれませんが、ギャンブルはぶっちゃけ「やめたい」と考えているうちはやめられません。「やめる」と決断して初めて、やめられる可能性が出てきます。
どれだけやめたいと願っても簡単にやめられないのは、僕たち依存症者が嫌というほど身に染みて知っている事実ですよね。
「やめたい」と言っている間はやめられないというのは、どの依存症にもいえることです。だからこそ、「やめる」という確固たる決断を自分の中で下すことから依存症克服の道が始まります。
そしてその「やめる」という決断をするためには、「明確な理由」が必要になってくる。今回はそういった話ですね。
つまり、あなたがスロットやパチンコを「なぜやめるのか」、「なぜやめなければいけないのか」ということを完全に明確にしていかないといけないということです。
僕がスロットやパチンコをやめた理由
例として、僕の話をしていきますね。
僕は長年、「お金が無駄だから」、「時間を無駄にするから」、「仕事や人間関係に支障が出るから」、だからスロットやパチンコをやめたい、やめなければいけないと考えてきました。
確かにこれらはスロットやパチンコをやめるための十分な理由にはなるんですが、今だから分かります。やはりこれらが理由として弱かったということが。
僕にはもっと明確なやめる理由が必要だったということです。
それが僕の場合は、子供のためと、自分の後悔のためでした。
この二つの理由について詳しく書いていきますね。
子供のため
僕が最終的にスロットやパチンコを、
「絶対にやめる」、「二度とやらない」、「死んでもやらない!」
と決断した明確な理由の一つが、自分の子供たちのためです。
正直な話をしますが、僕は祖父も父もギャンブルをする人間でした。そしてそれを見て育った自分や兄弟達も、もれなくギャンブルにハマり、そして人生の大きな悩みの種となっていったことをずっと見てきました。
ギャンブルがいかに大きな悩みかということは、自分がなにより一番よく分かっていますよね。
それをまた自分の子供たちに受け継がすのか。
こんな無責任で、不幸な教育は無いですよ。僕が一番そのことを知っていますからね。
そして僕がギャンブルというものに興味を持つようになったあの10代のころというものは、自分の子供たちにもいずれはやってくるわけです。
「絶対に、子供たちに同じ道を歩ませたくない」
それが僕の最終的にできた、スロットやパチンコをやめる明確な理由の一つでした。
絶対にやめなければいけない、俺がやめられなければ、必ず子供たちもそれを引き継ぐ。
いくら親のことが気に入らなくても、いくら嫌っていても、親の影響というものは本当に大きいのだということを僕は経験から知っています。
どれだけ抗っても、子は親に似る。
僕はそのことを嫌というほど知っているから、「子供に同じ道を歩ませたくないこと」、これは僕にとって本当に大きな問題でした。
そう、それこそお金以上のね。僕のお金がどうとかいうレベルの問題ではなく、自分の人生の一番大きな問題を子供たちの人生に引き継がせてしまうこと。これだけは絶対に避けたかった。
意地でも、死んでも避けたいこと。
それは、自分の中の信念というものになります。
僕に足りなかったのは、スロットやパチンコをやめるための明確な理由という名の「信念」だったのではないか、今振り返ると、そのように思えてならないのです。
子供が成長してあらゆる分別がつく年頃になる。そのときに情けないと思われる親父にはなりたくない、自分が激しく不幸に思うことの種を絶対に引き継がせたくない。
クソッたれのギャンブル依存症は俺の代で終わりにする!!
これが僕の信念となり、スロットをやめるための明確な理由となり、そしてやめなければいけない期限となったわけです。
よくこういった依存症の話をすると、「時が来ればやめられる」というような話も出ますが、僕はそれはやはり難しいことと思います。受け身で待っていても簡単にはやめられないことはもう身に染みていますし、何代も前から僕の家系で見てきていることですからね。
やはりどこかで確固たる信念を持って、それを貫き通す覚悟と決断が要る。
僕はそのように思いますし、それを今実践しているというわけです。
自分の後悔のため
では、自分の信念を貫く原動力となる、例えば僕の場合でいう子供のような存在が無い人はやっぱりやめることができないのかという話になりますが、そんなことはありません。
問題はその人にとってどれだけ強烈で、重要で、譲れない事由があるかどうかということですからね。
僕の中ではその一つが子供たちと、子供たちのこれからの人生を本気で考えたことだったということにすぎません。
そしてここで話すもう一つの理由は、その話も含めて、
自分が死ぬときに後悔することが明らかであること
です。
このままスロットやパチンコをし続けたら自分の人生はどうなるのかということを、本当の本気で想像しました。
まあヤバいですよ。
おそらく、何も残っていない。いや、おそらくではなく、それはもう明白な事実でしょう。
何も残っていないとは、お金や時間だけではありません。
僕の場合で言えば先ほどの子供たちとの信頼関係や夫婦仲を始めとし、資産、信用、経験、自分が生きた証。
人に誇れるものも何も無ければ、一生を費やしても何者にもなれていないという現実、そういったリアルな未来が想像できます。
それは僕が過去に見てきた一族の記憶でもあることですから。
スロットやパチンコを今やめなければ、死ぬときに絶対に後悔するぞ。
このことが本当に心から理解できたときから、僕はようやく本気になれたのかもしれません。
だからこそ、自分の中のスロットやパチンコをやめる理由がいかに明確かどうかが大事だと考えるようになったというわけです。
おわりに
今回は主に僕の例の話でしたので、どうしても私的な話になってしまうんですが、要はいかに自分の中でスロットやパチンコをやめる理由が明確か、そして強大かということです。
つまり、どれだけその思いが強いかということですね。
その思いの強さが強ければ強いほど、それがあなたの信念となります。
過去の歴史を見ても、信念がある者は強いです。良くも悪くもですけどね。
でもことギャンブルをやめるためには、ぜひともその信念の力を利用することを考えようじゃないですか。
そしてさらにはその先に本当になりたい自分、理想の自分になるということに、これからの人生を費やすことを本気で考えましょう。
僕はこれが禁スロ禁パチを成功させる王道手段だとも考えていますし、それを信じて自分も今まさに実践している最中というわけです。
僕の禁スロ禁パチ理論がうまくいったかどうかは、僕が死ぬまでは証明できないのかもしれませんが、僕は僕の信念を信じて、それを貫いてみます。
もしあなたが過去の僕と同じく、スロットやパチンコを絶望的にやめられずにもがき苦しんでいるのであれば、ぜひ今回の話を参考に、自分自身の中で本当に大事なことは何かということを考えてみてください。
それが見つかれば、僕と同じく、あれだけ難しかった禁スロ禁パチができるようになる可能性があります。
今一度、本気で考えてみてください。そして自分のこの先の人生を本気で想像してみてください。
そこに後悔はありませんか?
もしあなたの中で後悔するであろうことが明確にあるのならば、それがあなたのスロットやパチンコをやめるための明確な理由になるかもしれませんよ。
それが見つかったら、僕にもこっそり教えてくださいな。
その話を聞くのを楽しみに待っています!^^
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それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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