「自分はギャンブル依存症なのかもしれない・・・」
あなたがこの考えに至るまでには、いろんなことがあったでしょう。
自分の意志でパチンコやスロットがやめられない、借金してでも打ってしまう、大切な人に嘘をついてまでやってしまう。
何度も誓い、何度も約束し、しかしそれらをことごとく反故にしてきた。
どうしようもないむなしさ、やりどころのない怒り、自己嫌悪、後悔。
ありとあらゆる負の感情を、幾度となく味わってきたことでしょう。
でも、
「自分はギャンブル依存症かもしれない」
この考えに至ったあなたは、チャンスだということも言えます。
ギャンブル依存症を克服して、人生を良くしていくことができるチャンスです。
その理由をお話していきますね。
ということで今回は、禁パチは自分が依存症であることを認めるところから始まるということについて書いていますので、一緒に見ていきましょう。
ギャンブル依存症は否認の病
禁パチ禁スロを成功させるにあたって、まず第一、かつ絶対条件となるのが、自分はギャンブル依存症であると自覚することです。
これは絶対です。
ギャンブル依存症を本気で克服するならば、自分がまずギャンブル依存症という病気にかかっているということを知り、認め、自覚し、そのうえで具体的な解決方法を取っていく必要があります。
ここでの問題は、ギャンブル依存症は否認の病(ひにんのやまい)といわれるほど、自分が病気であることを認められない人が多いということですね。
自分が病気であるということをなかなか自覚しないため、状況が深刻化しやすく、また、治療が遅れるケースが多くなってしまうことが問題視されているということ。
確かに気持ちは分かります。以前の僕もそうでしたから。
その気になればいつでもパチンコやスロットをやめられるなどと思っていたし、自分をうまくコントロールできるとも考えていましたからね。
それが気づけば自分の意志では到底どうにかなる問題ではなくなってしまっていたと。
さらには、「あなたはギャンブル依存症ですよ」などと周りの人はなかなか指摘してはくれませんからね。
もし指摘してくれる人がいたとしても、「そんなはずはない」とか、「自分に限ってはありえない」などと考えてしまうのもこの病気の特徴。
しまいには「そんなことはない!」と感情的になってしまおうものなら、より手遅れになる可能性は上がってしまうでしょう。
そんな厄介な病気、それがギャンブル依存症なんですね。
そんな中において、「自分はギャンブル依存症かもしれない」と、自分自身をよく見つめられている人(自分を客観視できている人)は、そこから抜け出せるチャンスであり、そしてこの病気を克服できる可能性がある人なんです。
本当にここは超大事。
ギャンブル依存症を認められるかどうか
です。
自分がギャンブル依存症だということを自覚できない限り、本当に前には進めません。依存症の克服はできません。つまり、禁パチ禁スロは絶対にできません。
本人が病気じゃないと考えている以上、「治療しよう」とは思わないからです。
たとえば「あなたはガンです。すぐ治療に入りましょう」とお医者さんに言われているにもかかわらず、「いや、違います。そんなはずはないです」と言っているようなものですから。
医者「え・・・いや・・・あの・・・治療を・・・」
あなた「いや僕は大丈夫ですよ。あっはっはっは笑」
医者「・・・。」
ですから。
治す気のない人は誰も治せんやろ!って話。
だからまず、自覚が必要。
自分自身が本気で病気と向き合うことが絶対条件。
そして、適切な治療をもって、本気でギャンブル依存症を克服していく。この流れ。
この流れに自分を乗せるために、まず自分はギャンブル依存症であると認めることが大事。というか先決。というか大前提。という話なんです。
だからこそ今、「自分はギャンブル依存症かもしれない」と考えられているあなたは、その時点でギャンブル依存症を克服できるチャンス。すでにギャンブル依存症克服へのスタートラインに立てているということなんですね。
どこからがギャンブル依存症なのか
そもそもギャンブルをする人のどこまでが趣味の範疇で、どこからがギャンブル依存症なのかという問題は、しばしば議論されるところではありますが、ある程度の判断基準はネットで「ギャンブル依存症 診断」などと調べてもらえれば、いくつもチェックリストが出てきますので、それを元に確認することができます。
たとえば以下のような項目に当てはまっているかどうかということですね。
・自分の意志でギャンブルをやめられない
・ギャンブルによって仕事や人間関係に影響が出ている
・決めた金額以上のお金をギャンブルに費やしてしまう
・ギャンブルしていることを隠したり嘘をつくことがある
・借金してまでギャンブルをしてしまう
・ギャンブルで負けた分を取り返そうとしてまたやってしまう
・ギャンブルができないとイライラしてしまう
・他の大事な用よりギャンブルを優先してしまう
チャックリストにより、「何点以上はギャンブル依存症の可能性が高い」なんていう判断基準がありますが、言うまでもなく僕は常にほとんどオールですから。
いつでもほとんど全部が当てはまっているという意味です。
超一級のギャンブル依存症者であるということですよ。キリッ
ちなみに僕が思うに、特にパチンコやスロットを借金してまで打つとか、自分の意志でやめられなくなっているとか、何度も禁パチ禁スロに失敗してきているとか、その他何かしら生活や人間関係に悪影響が出ている時点で、ギャンブル依存症を疑ったほうがいいと考えていますね。
実際に日本人のギャンブル依存症者数の割合は他の国に比べても多く、その数は300万人を超えるというようなデータもあります。
だからこそ、「自分だけは違う」なんてことはもう思わないほうがいいですね。多くの人が同じ悩みを抱えているということを理解するほうが現実的です。
しかもそのギャンブル依存症を疑われる人で、実際に病院に行って治療を受ける人の割合というのは、全体の1%にも満たないというのですから。
いかにこの病気が世の中の水面下に埋もれていて、表面化されていない問題かということを考えさせられますよね。
だからこそ、あなたにはよく考えてほしい、この病気についてよく理解してほしい、そしてしっかりと自覚してもらいたいのです。
そうしないことには、始まりさえしないから。あなたのギャンブル依存症克服への道が。
あなた自身が、「自分はギャンブル依存症かもしれない」と疑っている以上、すでに何かしら思うことや悩んでいることがあるのでしょう。
僕は医者ではありませんので、病気の診断をしたり、そこから何かしらの医療行為をおこなうということはできませんが、それでも同じギャンブル依存症者としての立場から、伝えたいことはたくさんあります。
パチンコやスロットがあなたの人生に何かしらの悪影響を与えているとあなた自身が感じているのであれば、それはもうやめておくべきだろうし、すでにそれができなくなってしまっているのであれば、それはもう「依存状態にある」ということなのでしょう。
それならば、しっかりと自分がその依存状態にあるということを自覚し、本気でこれを克服することに取り組んでみませんか。
僕はそのお手伝いをしています。
何度も言いますがギャンブル依存症はまず自覚し、本気で回復に努めれば、克服できる可能性は十分にあります。
そう、まずはあなたが認めることが大事。
認められない人は、残念ながら一生克服は難しい。
それがギャンブル依存症というものですからね。
おわりに
そうそう、自分がギャンブル依存症だと知り、自覚することにはもう一つ大きな効果がありましてね。
それが、自分の状態を理解することができるということです。
これは今まで自分の状態が何なのか分からず、ただただ不安で、どうしたら良いかの見当もつけられなかったところから、「そうか、自分はギャンブル依存症という病気だったんだ」と、理解できることで、「よし、それならば何とかしてこれを改善しよう」という前向きな意識が持てるからですね。
人間、得体の知れない状態というのが一番不安で怖いのです。
だからこそ、自分はギャンブル依存症であるということを自覚することによって、初めて前向きな気持ちで、次に何をするべきかということを考えられる段階に行けるわけですね。
自分の状態を知ることが大事。
自分がギャンブル依存症だと知ることが大事。
ギャンブル依存症であるということを恥ずかしがる必要なんて1ミリもないですよ。病気なんですから。そして決してあなただけが患っているものでもないわけですからね。
ぜひ、僕と一緒に克服していきましょう!^^
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それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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