「もうギャンブルをやめたい・・・」
でも、どうしてもやめられないと、悩んでいますね?
パチンコにしろスロットにしろ、競馬でも競艇でも競輪でも、ギャンブル依存症の悩みは大きく、そしてその悩みは尽きないものですよね。そう、そのギャンブルをやめないかぎりはね。
そこで、もう自分にはどうすることもできないと、諦めますか?
いや、決して諦めないで欲しいですね。ましてや今この記事を読んでくれているあなたには諦めないで欲しいです。
ですので今一度僕と一緒に、なぜパチンコやスロットなどのギャンブルがやめようと思ってもなかなかやめられないのかということについて考えてみましょう。
ギャンブルという相手をよく知れば、戦い方も見えてくるかもしれませんよ。
ということで今回は、ギャンブルをやめたいなら依存症ビジネスについて知ろうということについて書いていますので、一緒に見ていきましょう!
依存症ビジネスとは
人は誰しも何かに依存して生きているといわれるくらい、世の中には数々様々な依存対象があり、その中でも特に依存してしまうと人生に何かしらの悪影響をもたらす可能性の高いものを指して、依存症ということがあります。
分かりやすいところでは、薬物、酒、タバコ、ギャンブルなどが挙げられますね。
他にも恋愛や買い物、ゲーム、スマホ、甘いスイーツに至るまで、程度に差はあれど、依存対象となってしまう事柄というのは本当に多岐にわたります。
今回はこの中でも特にギャンブル依存症についての話になるわけですが、ギャンブルに依存してしまう弊害として、金銭的な問題、精神面な問題、さらには人間関係の悪化や信用の低下などを招きやすいという特徴がありますよね。
もちろんアルコールにはアルコールの、タバコにはタバコの問題があるわけですが、こういった事柄に共通しているものが何か、分かりますか?
それは、
すべて依存症ビジネスであるということ。
つまり、必ずビジネスを仕掛ける側がいて、必ずそれに対する買い手側がいるということ。もちろん買い手側(お金を払う側)は僕たちのような依存症者。
そして何が問題なのかというと、こういったビジネスを仕掛ける側の人たちは、それが多くの人にとって依存してしまいやすいという性質を持っているということもよく知っているし、依存してしまうことによってその人達に不利益が出る可能性が高いということもまたよく知っているということ。
つまり、すべて分かっていて、そのビジネスを展開しているのだということです。
これは人が依存しやすいもの、これは依存しにくいもの、などというものはすでにありとあらゆる研究から導き出されているはずだし、そのデータをよく知っているからこそ、【儲かる】と分かってそのビジネスをおこなっているというわけですね。
人が依存しやすいことをよく知っていて、あえておこなうビジネス。
それを依存症ビジネスといいます。
ギャンブル、アルコール、タバコ、ドラッグ、SNSにオンラインのソーシャルゲームまで。
人がハマるのを、分かって、やっているのです。
しかも、テレビCMにネット広告、雑誌や看板、あらゆる仕掛けで、僕たちを引き寄せようとしています。
「疲れたときはこの一杯」、「ほっとしたいときの一服」、「一攫千金のチャンス」、「楽しい遊び」、「ストレス解消に」。あらゆるキャッチコピーとイメージ戦略で、おびき寄せようとしますよね。
そしてまんまと手を出せば、「はい、いらっしゃい」と。あとは放っておいても、勝手に来て、勝手に金を払っていく、奴隷の出来上がり。
だから依存症ビジネスは廃人製造ビジネスとも呼ばれます。
廃人のように、何も考えず、何も疑わず、ただただ、毎日のように金を運んできては帰っていく存在。そんな廃人が、多ければ多いほど、儲かるビジネス。
そんな依存症ビジネスの最もたるものがギャンブルですよね。
一度餌付けしてしまえば、あとは勝手に来て、勝手に金を置いていく、廃人のようにうつろな目をしながらね。
今回は何が言いたいのかというと、いつまでもそんなビジネスに引っかかってちゃダメということです。
いつまでも依存症ビジネスの良いお客さん、良い奴隷でいてはいけないということですよ。
それは分かっているけど、どうしようもないから困っている?
本当にどうしようもないのでしょうか。
相手が依存症ビジネスであるということが分かれば、対抗する術も見えてくるかもしれませんよ。
依存症ビジネスにあらがう術を知ろう
相手が依存症ビジネスであるということが理解できたなら、そこから戦い方、つまりあらがうための作戦を立てることもできるようになってくるというものです。
相手は人の心理や行動嗜癖、脳内物質の働きに至るまで全てを計算し尽くして、さらにはそれに膨大な資金をつぎ込んでビジネスを展開している大手ばかりですよ。
そんなところにね、僕たちのような一個人が、気合や精神論だけで太刀打ちできるでしょうか。もしくは付け焼刃の陳腐なアイデアで、打ち勝つことができるでしょうか。
答えは難しいですね。その結果が、まさに今ある状況「なぜかやめられない」なんですから。もう分かっていますよね。
そんなことも、全部全部、相手は計算済みなんですよ。
人がどうやったら、ハマるか、どうやったらやめられなくなるか、どうやったら都合の良いことだけ記憶に残るか、どんな音に依存しやすいか、どんな演出に期待しやすいか、どんな光に反応しやすいか、もう全部です。
1から10まで、すでに計算し尽くされています。
だからこそ、個人があれこれ抵抗する手段を考えたところで、勝てない。つまり、抜け出せないのです。まずはこれを理解してください。
それが理解できて、ようやく具体的な作戦が立てられるようになります。
それを理解してからが本当の勝負、こちらのターンです。
こちらのターンでとる作戦は何か。これはもう間違いなく、一択。
逃げること
です。
それも全力でね。
勝とうとするから、やられる
すべてを計算し尽くして、人を徹底的に奴隷化できる術を知っている強大な相手に対して、勝負することがそもそも間違っています。
勝ちたい、お金を得たい、楽しい気分を得たいなどなど。それはあなたが相手から奪い取りたいものばかり。
しかし、奪い取るのは、すべて、相手です。
ずっと向こうのターンです。おそらく、一生。
これはもう僕が経験済みです。勝てないですよ。
そしてこの勝てないということが完全に腑に落ちたとき、 僕はギャンブルをやめられるようになりましたよ。
「勝てないものに挑み続ける価値ってある?」、「というか、その心理を利用しているのが依存症ビジネスだから・・・」、「つまりは、もう戦わなければよくね?」と。
そう、逃げるが勝ち。
完全にこれです。というか、これでした。
ギャンブルから離れて数年経った今だからよく理解できるし、当時の自分をよく客観視することができます。そのうえでの話。
まず、ギャンブルに期待しすぎ。あれは相手のビジネスであって、相手が勝って、相手が儲かって、相手が楽しくなるだけのものなんです。相手が全て奪う仕組みが完全に出来上がっています。そこに早く気づきなさい自分と。
そして、そんな強大な相手に、ほとんど素手と裸のような状態で挑みすぎ。それで勝てる、勝ちたいと考えていることがもう、今の自分から見たら、滑稽で、愚かで、痛々しくて、本当に見れない。
そのくらい、無謀で意味のないことをしていたということにもう気がついていますし、何をあんなものに熱くなっていたのだろうと、冷め冷めのさらに冷め冷めの、あきれてものも言えない状態ですよ。本当に。
まあね、とにかく無駄なことをしてきたなという感情が半分。
そしてもう半分は、依存症の恐ろしさと仕組みと戦い方と回避方法と対処法を知ることができたから、この先の人生でずっと役に立ちそうだという、どこか嬉しさにも似たような感情が半分です。
もうあんなつらい思いを味わう必要が無くなったんですからね。そりゃ嬉しいですよ。
だからあなたにもこの感情を味わってほしいんですよ。
終わりのない地獄のような世界から早く抜け出して、本来の自分の人生を歩んで欲しい。
だから、もうそこにいてはダメ。依存症ビジネスと戦っていてはダメなんです。
あなたがやるべきことは、依存症ビジネスから全力で逃げること。
とにかくこれを実行してください。
依存症ビジネスを知れば、それを応用できる
依存症ビジネスを知ることで得られるメリットは、それに対する対処法を得られるだけではありません。
次に自分がどんなものに依存するか、これだったら依存しても問題無いかとか、いや、どうせ依存するなら良い習慣といえるものにしてしまおう、そんなところまで考えられるようになることがあります。
自分も依存症ビジネスをしようというのではありません。自分の依存心を操れるようになるといえば分かりやすいでしょうか。
これはギャンブルに完全に依存していて、視野が狭かったがゆえに、自分や物事を広い視野で見れていなかったこと、そしてその依存対象から離れてみて、心や思考にゆとりが生まれたこともあると思います。
とにかく、物事がよく見えるし、よく理解できる。
甘いスイーツの専門店だって言ってみれば依存症ビジネスですし、ブランド品メーカーや車、家電、なんだってそうです。決してパチンコだけではない。売れるために、人がどうやったらハマるかを計算しているという点では同じですよね。
ただ、度合いの問題で、ギャンブルや薬物はその損害が大きくなりやすいだけということ。
そしてそういった世の中のビジネスや、人の依存する心理というものをよくよく考えていくと、今の自分がすでに何に依存しているのかということもよく見えてきます。
そこで僕が次にやったのは、悪い習慣を減らして、良い習慣を増やすことです。
具体的には、まずタバコをやめました。もうすぐ3年になります。酒もまったく飲みません。ハマりたくないからです。
ただの見栄でお金がかかるものもほとんど手放しました。それは自分を本当に幸せにするものではなかったからですね。
そしてそれらを手放して手に入れた新しい習慣は、自由で好きなことをする時間をなるべくたくさん作ることと、運動習慣、健康的な食事、そして働き方の変更などです。
これによって、僕の人生は以前とはまったく変わってきています。
趣味嗜好も、お金の使い方も、健康面もストレスも体型も。
以前とは全然違う生き方をしていますし、言うまでもなく、今のほうが心穏やかで、楽しいです。
それもこれも、あのとき迷わず逃げたからです。
あのまま意地を張って戦い続けていたら、どうなっていたかはもう分かりませんし、もう考えたくもありません。
ただ、逃げてよかったと思っています。
だからあなたにも、依存症ビジネスというものをよく知ってもらい、それに対する唯一かつ最上の対処法は逃げることだということを理解してもらいたい。そして早く心穏やかに暮らせる人生を手に入れてもらいたい、そう考えてこの話をしています。
おわりに
人生において、自分の戦う場所を知らないというのは、不幸なことです。
相手の思い通りに、好きなようにされてしまいますから。
ですので、そこに気がついたのであれば、さっさとそこから逃げること(遠ざかること)を考え、自分が本当に心地良く、そして力が発揮できるところで生きるべきです。
それが好きな仕事をすることか、好きな趣味に熱中することかは分かりませんが、今のギャンブル場ではないことだけは確かです。そこはまさに相手の独壇場、僕たちはただのエサにしかならない場所ですから、つまらないですよねそれは。
依存症ビジネスからはとにかく逃げましょう。
そしてそこではない、自分の本当に落ち着ける場所をよく探してみてください。
そういった場所がない人ほど、依存症ビジネスの良いお客さんになるということを、僕はもう知っています。
そして、あなたにも今それを教えました。
あとはあなたがどうするかだけです。
ただ、人は気づきさえすれば、意外と変われる生き物ですからね。ぜひ、諦めないで。
またお話ししましょう!^^
他にも関連記事があります。
それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
コメント